【2019年4Q決算】好調ブラックロック、運用資産額は歴代最高の7.4兆ドル

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ブラックロックの2019年10-12月期決算は、久々に好成績でした。

10-12月はアメリカ市場で一気に株高が始まった時期で、人々の投資意欲が強くなったのを背景にブラックロックは売上を伸ばしたようです。

この記事のポイント

  • ブラックロックの運用資産額は歴代最高の7.4兆ドルになった。
  • 人々の投資意欲が増して、ブラックロックの2019年10-12月期の決算は、利益・収益ともにアナリスト予想を超えた。
  • 収益・利益ともにアナリスト予想を2018年第2四半期以来の6期ぶりのことだった。

ブラックロックとは

投資をしているとブラックロックの社名は聞いたことがあると思いますが、何をやっている企業かさらっとお話しておきます。

この会社はiシェアーズと呼ばれるETF(株みたいに買える投資信託)を販売している会社です。

例えば、米国株指数のS&P500と同じような動きをする資産を持ちたいと思ったときには、構成銘柄の500社の株を買う必要はなく、ブラックロックのiシェアーズS&P500インデックス(IVV)を1つ買えばいいというお手軽な商品を投資家に提供しています。

またETFを提供している以外には、個人向けや機関投資向けに投資の分析や助言などのアドバイザリー業務をして、収益を上げています。

実はブラックロックは優れたETF商品を販売するだけではなく、個別銘柄としてもかなり優れた成績を上げています。

ブラックロックが売っている商品よりも、ブラックロック株を保有していたほうがリターンが大きい」とも言われるくらいです。

実際にブラックロック株(BLK)とブラックロックが販売しているS&P500に連動するETF(IVV)を比較してみると、ブラックロック株のほうが遥かにリターンが大きくなっています。

決算書を細かく見ると、市場やブラックロック株が低迷している時期に、手元の現金を一気に使ってブラックロック株を買い支え(自社株買いをして)、株が上昇に転じるとその規模を少なくするなどタイミングを図るのもうまいです。

さすがは資産運用会社です。

ブラックロック2019年4Qは好調な決算

ブラックロックの2019年10-12月期の決算は、久々にスッキリとする決算でした。

2019年末でブラックロックの運用資産額は過去最高の7.43兆ドルまで拡大し、大きな資産流入を受けて、利益も収益もアナリスト予想を大きく上回りました。

  • 一株利益:$7.65のアナリスト予想を大きく上回る、$8.34。
  • 収益:$3.84Bのアナリスト予想を上回る、$3.98B。

6期ぶりに収益・利益がアナリスト予想を超えた

利益も収益もアナリスト予想を超えたのは、かなり久しぶりです。18年第2四半期以来の6期ぶりのことでした。

ブラックロック決算 利益 収益
4Q19 予想超え 予想超え
3Q19 予想超え ミス
2Q19 ミス ミス
1Q19 予想超え ミス
4Q18 ミス ミス
3Q18 予想超え ミス
2Q18 予想超え 予想超え
1Q18 予想超え 予想超え

近年のブラックロックは決算で、収益がアナリスト予想に届かないことが多かったです。

この不調は2018年3Qから続いていたのですが、この頃のアメリカ株を思い返すとそれまでの株価上昇から下落した時期でもあります。ブラックロックの業績は市場の動きと連動して調子が悪くなっていたようです。

そして、景気後退の懸念が晴れはじめた今期は再びアナリスト予想を上回る業績に回復しています。

値動きが荒いブラックロック株

ブラックロックは私も2019年まで保有していた銘柄です。

これからこの銘柄に投資するのも悪くないとは思いますが、気をつけたいのは何と言っても良くも悪くも株価の値動きが荒いことです。だいたい米国株の平均(S&P500)の2倍は動きます。

以下の表で、2001年から2019年のブラックロック株の標準偏差(株価のばらつき度合い)が書いてありますが、この数字が大きいので上にも下に値動きが激しいことがわかります。

2001-19年 ブラックロック S&P500
標準偏差 27.56% 14.28%

S&P500に比べてもリスク対リターン比率(シャープレシオ)も良いので、ちゃんとリスクを取った分のリターンは得られるのですが、気づくと「あれ、いつの間にこんなに下がったの?」と目を丸くする経験を何度かしました。

2001-19年 ブラックロック S&P500
シャープレシオ 0.66 0.44

この銘柄を買うときには、下落してから株価が復調してきたところを買うなど、ある程度タイミングを見たほうが良いかもしれません。


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