米中貿易交渉、31日に上海で本格再開。トランプ大統領は早くも牽制。

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3ヶ月ぶりの交渉再開

7月30日から上海入りしていたアメリカの交渉団は、中国とも夕食会に参加。明けた31日から本格的に、米中貿易協議が開始されました。

6月の米中首脳会談前には、米ムニューシン財務長官は「(合意まで)90%程度近づいていた。完了させるための道はあると思う」と語っていましたが、残りの10%については、一度合意した内容が中国によって破棄された経緯があるため、解決するための協議は長い道のりになるかもしれません。

個人投資家としては、この貿易交渉は基本的に見守ることくらいしかできません。基本路線はこの貿易協議は長引くと見て、2019年5月までに発動して効力を発揮し続けている関税が米中の景気に暗い影を落としていないかを、毎月の経済指標や四半期の決算でチェックするくらいです。

貿易戦争の休戦後も残る関税。中国経済に影を落とす恐れ。

異常が見つかれば株の売却やより安全な資産に逃がし、万が一にも貿易交渉が早期に合意されれば、株にもプラスなので御の字といったところです。

さて、気楽に気長に静観を決め込んでいますが、貿易交渉関連のニュースをチェックすると早くも米中で牽制が始まっているようです。トランプ大統領はツイートをし、中国は反論をしています。

トランプ大統領は交渉の長期化を牽制

両国がそうした難題に取り組もうと上海のテーブルの席についている中、トランプ大統領は早くも本国のアメリカからツイートで中国に対して牽制を行っています。

実は上のツイートだけではなく、トランプ大統領は連続した一連のツイートをしているのですが、ポイントは以下です。

  • 中国はアメリカの農産物を買う約束だったが、その兆候が見られない。過去27年間で最悪の状況。
  • もし2020年11月の大統領選でトランプ大統領が退陣することを望んで中国が貿易交渉を長期化させるようなら、再選後の交渉条件はさらに厳しいものになる

要は、「約束を守れ」「話し合いは長期化させるな」という指摘をしています。このツイートの後、トランプ大統領は記者団対して、米中通商協議はうまくいっているものの、良い合意を結ぶか、まったく合意しないかのいずれか」だとし、今後の展開を見極める必要があると話しています。

なお、一点目の農産物の購入についてですが、2019年上半期のアメリカの大豆の輸入量は2004年以来の低水準に落ち込んでいるとブルームバーグは伝えています。

出典:ブルームバーグ

米国こそファーウェイの規制解除を実行せよと反論する中国

これに対して、中国も農産物の輸入を増やすかどうかは、米国企業のフェーウェイとの取引禁止を解除する公約を米国が守るかどうかにかかっていると反論しています。

米国企業側はファーウェイへの部品を売りたがっていますが、米国政府がそれをストップさせているようです。米国企業からファーウェイに販売される全ての部品は、安全保障上の脅威にならないか精査して許可を出すことになっていますが、既にファーウェイとの取引許可申請は50件を超えたことがわかっています。

中国は農産物を輸入すればアメリカとの公約を守れますが、アメリカはずいぶんと手のかかる公約をしてしまった可能性があります。