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アマゾンやGoogle、アメリカでのドローン配送に一歩前進。

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アメリカでのドローン配送の実現にまた1歩前進しました。

以前、このブログではGoogleやアマゾンがネット通販で買物した商品をドローンで配送する仕組みを取り組んでいることを紹介しました。
GoogleにAmazonも、相次ぐ完全自律型ドローン配送の実用化。

米国での自動ドローン配送の実現に向けて、アメリカ航空局が1歩踏み出す決断を下したようです。

アメリカでのドローン配送を阻んでいた規制

既に、Googleは規制の緩いオーストラリアでドローンによる配送の商用サービスを展開するなど、技術的には成熟したものを持っていました。

しかし、アメリカ国内でのドローン配送が実現しなかった背景には、アメリカ航空局が課していた「ドローンは操縦士が目視できる範囲内で飛ばさなければならない」とする規制がありました。この規制があるために、ドローンが配送センターから自宅まで完全自動操縦で荷物を届けるドローン配送が実現できていませんでした。

たとえば、アマゾンのドローン配送のPrime Air2013年から計画が発表され、目視外飛行ができるイギリスでは2016年に既に実証実験を成功させていましたが、アメリカでは規制に阻まれて取り組むことが出来ませんでした。

イギリスでのAmazon Prime Airの実証実験(2016年)を紹介するYoutube動画

米航空局、初めての目視外ドローン飛行を承認

しかし、2019年7月20日にアメリカ航空局はアメリカ国内で初めて「目視できる範囲外でのドローンの飛行許可を承認した」と発表しています。

First U.S. FAA-approved ‘beyond-line-of-sight’ drone flight completed(ロイター)

かねてからアメリカでのドローン配送の許可を訴えてきたAmazonとグーグルにとって、これは願ってもいない朗報です。特に、2019年第2四半期で、配送サービスの拡充でウォールマートとしのぎを削っていることを明かしたアマゾンにとっては、ドローン配送の実現はウォールマートとの競争を優位に進める上でも、重要な鍵になると思われます。

参考記事:アマゾン、配送サービスの拡充で売上再成長も利益を圧迫。

またアマゾンはこうした動きを察知していたかのように、2019年6月のイベントでは、「今後数ヶ月以内にアメリカでドローン配送サービスを開始する」と宣言していました。その宣言の実現に着実にまた前進したようです。


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