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GDP Now、アメリカの10-12月期の経済成長を下方修正。

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あまり触れる必要もないかなと数日放置していたのですが、他に書くことも特にないのでアメリカのGDP予想(GDP Now)について書きたいと思います。

先日12月1日にGDPNowのサイトで、アメリカの10-12月期のGDP予想の改定がありましたが、この日に大きく予想値が低下しています。

この記事のポイント

  • GDP Nowは12月1日の更新で、アメリカの第4四半期のGDP予想値を大きく引き下げた。
  • 個人消費が想定していたよりも伸びないと見たのか、下方修正がかけられている。
  • 多くの投資家は既に予想していることかもしれないが、データでもアメリカの景気減速を示すものが出てきている。

アトランタ連銀のGDPNow

冒頭からGDPNowという単語を使いましたが、「なんだそれは」という人に向けて少し説明をしたいと思います。

FRBのアトランタ連銀は、アメリカで日々公表される経済指標の結果を受けてGDP予想値を更新し、GDPNowのサイトで公開しています。

最近では12月1日にGDPNowの予想値の改定がありました。

上のグラフを見てわかるように、大きくGDP予想値が低下しています。GDP Nowによればアメリカの次の10-12月期の実質GDP成長率は年率1.2%となるようです。

前期の7-9月があまりに好調だったのでその反動もあるでしょうか、10-12月期はやや低調な伸びになるようです。

GDP予想低下の理由

何が反映されてGDP予想が下方修正されたのでしょうか。

内訳をを見てみると、GDPの下方修正のほぼすべては個人消費の下方修正になっています。

12月1日の改定では、建設支出(建設会社の費用)とISM製造業指数(アメリカの製造業の景気の強さ)の最新版のデータが反映されているのですが、このうち個人消費の低下につながりそうなものは、なんだろうかと探してみると、ISMの雇用指数の低迷が見つかります。

「ISMの雇用指数の低迷」というとわかりにくいですが、要するに製造業で人を減らしている動きが見られます。

人員削減にあえば当然その人の消費は減るはずなので、個人消費も前期よりも伸びが小さくなるはずです。

最近のアメリカではストライキを終えて製造現場に職場復帰しているはずなので、製造業で人が減っていてもその影響はあまり大きくないと思われますが、前期の7-9月期の消費が好調だったこともあって、今期はちょっとしたつまずきでも大きく成長率が低下しやすいのでしょう。

さいごに

ここでは、アメリカの10-12月期のGDP予想値が低下したという話をしました。

しかし、ここに書いたことは多くの投資家にとってはそれほど目新しい内容ではなかったかもしれません。

今の投資家はアメリカの10-12月期の景気の減速どころか、その先の2024年の度重なるFRBの利下げを予想しているくらいです。

現時点では金利先物市場の投資家は2024年3月にも利下げがあると見ています。

ただ、来年3月に利下げがあるためには、かなり早いスピードでのインフレ低下か景気後退懸念が出ないといけないと個人的には思っています。

なので、この利下げ予想は24年の5月や6月に持ち越される可能性は高いと思っていますが、とにかくアメリカは景気はしばらく景気拡大ペースがゆっくりになるという共通認識があるように見えます。


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