グーグルの親会社アルファベット好決算、YouTubeの広告収入が大幅増加【21年4-6月期】

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グーグルの親会社のアルファベットが2021年4-6月期の決算を発表をしました。

業績がすこぶる良かったので、この記事で振り返っておきたいと思います。

この記事のポイント

  • グーグルの親会社アルファベットの4-6月期決算は、売上も一株利益も予想を大幅に上回る好決算だった。
  • 売上は前年の+60%、営業利益は3倍に増えている。近年のアルファベットには見られなかった好業績。
  • 売上や営業利益の金額は、パンデミックがなかった場合よりも大きく成長率も加速している。パンデミックを乗り越えて強くなった印象。

好調だった4-6月期のグーグル

4-6月期のアルファベットの業績は、目覚ましい成長をみせました。売上も一株利益も予想を大きく超える好決算になっています。

  • 一株利益:27.26ドル(予想19.34ドル)
  • 売上:618.8億ドル(予想561.6億ドル)
  • YouTube広告収入:70億ドル(予想63.7億ドル)
  • Googleクラウド収入:46.3億ドル(予想44億ドル)

上にあげたように、売上だけでなくクラウドやYouTube広告の売上もすべて事前の予想を超える結果を残しています。

圧巻だったのは本業の稼ぎを意味する営業利益で、前年比で+200%超え(つまり3倍)の急成長を遂げています。

業績(B:10億ドル) 21Q1 前年比
収益 $61.9B +62%
営業利益 $19.4B +203%
一株利益 $27.26 +169%

パンデミック前をはるかに超える売上と利益

投資家なら「前年の業績が低迷したから、成長率が大きくなっているだけでは?」という疑問もあると思うので、成長率だけなく金額も確認してみます。

近年の業績のグラフを見るとわかるのですが、売上も営業利益もパンデミック前を大きく上回る結果を残しています。

むしろ、「新型コロナウイルスのパンデミックを乗り越えて、グーグルは強くなっているのでは」とすら感じます。

もしもパンデミックが起こらなかった場合の今期の業績を、2年前の4-6月期の売上(400億ドル)を当時の平均的なアルファベットの成長率(20%/年)で2年間成長したと仮定して計算すると560億ドルになりますが、これは今期の実際の売上(619億ドル)よりもずっと小さいです。

パンデミックを乗り越えた今のほうがアルファベットの売上が大きくなっています。

好調の要因を探ってみると

2021年4-6月期の好調の要因を製品・サービス毎に見きたいと思います

アルファベットの売上構成は以下のようになっています。

アルファベットの売上構成

  • Google検索:検索結果画面に表示される広告の収入
  • YouTube広告:YouTubeの動画に表示される広告の収入
  • Google Network:Google以外の企業や個人が運営するサイトに広告を掲載して仲介手数料を取るビジネスの収入(Adsenseなど)
  • クラウド:クラウドコンピューティングの利用収入
  • Googleその他:YouTube定額制サービス、スマホ端末(Pixel)の売上
  • Google以外の小会社:自動運転のwaymo社などグーグル以外の小会社の売上

以下が今期のアルファベットの売上ですが、広告収入を得ている「Google検索」「YouTube広告」「Google Network」が大きな成長を見せています。

広告収入のこの3つは4四半期連続で成長率が加速しています。

売上構成(10億ドル) 21Q4 構成比 前年比
Google検索 $35.8B 58% +68%
Youtube広告 $7.0B 11% +84%
Google Network(アドセンス等) $7.6B 12% +60%
クラウド $4.6B 7% +54%
その他(定額制Youtubeやスマホなど) $6.6B 11% +29%

以下は、製品・サービス別の近年の売上成長率(前年比)をグラフにしたものですが、YouTube広告の売上の伸びを示す赤いグラフが天高く駆け上っているのが印象的です。

まとめ


この記事では、グーグルの親会社のアルファベットの2021年4-6月期決算を見ていきましたが、予想を大幅に超える売上も利益も大きく成長させたようです。

特に、印象的だったのはパンデミックがなかったときに比べて売上も利益も成長のペースが加速している点で、パンデミックを乗り越えてより強い企業になったと思います。

今後ですが、アルファベットの株に再び投資をしようと思っています。

この投資は今までのように売ったり買ったりするものではなく、今後ほぼ永久的に売らないと決めて景気後退がきても途中で半値になっても保有を続けるつもりです。

今までも「基本的に売らないで保有を続ける」という株はありましたが、ほとんどが生活必需品や医薬品などの手堅い株でした。

基本的には売らない銘柄

  • コカ・コーラ(KO)
  • マクドナルド(MCD)
  • P&G(PG)
  • ジョンソン&ジョンソン(JNJ)
  • ウォルト・ディズニー(DIS)
  • 3M(MMM)
  • ウォルマート(WMT)
  • ノボ・ノルディスク(NVO)

しかし、2020年のパンデミックを乗り越えて、インターネットはますます生活に欠かせないものになり、「生活必需」の色を帯びてきたと思います。

グーグルのようなインターネットの大事なサービス(検索と動画)を抑えている企業や、クラウドコンピュータを抑えているアマゾンとマイクロソフトのような企業なら、長い間サービスを提供できる力を持っているように見えるので、IT銘柄でもこれらの企業の株は長期保有で売らない対象にしても良いと考え始めています。

長期投資目線で購入予定なので今から買っても長年放置でも良いのですが、少し安くなっているなと思うタイミングがあれば、少しずつ買い増していこうと思っています。


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