IMF、米国経済の成長予測を引き上げも、貿易摩擦と市場低迷を警戒。

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IMF、2019年の成長予測を引き上げ

意外かもしれませんが、国際通貨基金IMFは2019年の米経済成長の見通しを4月時点の+2.3%予想から、+2.6%に引き上げました。

中国とメキシコの貿易戦争で毎日市場がピリピリしていて、今でこそIMFの成長率予測の引き上げが意外と思えるような緊張状態ですが、1ヶ月ほど前を少し振り返ってみると、2019年4月の雇用統計発表までは米国は絶好調だったのです。

4月の絶好調の雇用統計を受けて、2019年5月5日にはこんなバラ色な記事を私は書いていました。

19年4月米雇用統計が示した米経済の力強さ。株式投資に追い風か。

ところが、この翌日のトランプ大統領の中国へのツイートによって、景気の天気はいきなり大荒れにな展開になります。それがまだ1ヶ月前だ何て信じられませんね。この1ヶ月本当に市場は1つのニュースに一喜一憂して、荒れに荒れました。

緊迫する米中貿易協議。合意に向けた調整の現在地。

今思えば、5月7日を堺にして大きく世界のがらっと様子が代わってしまったように思えます。この5月7日からの1ヶ月がなければ、IMFの米国経済の成長率引き上げには、何も違和感がなかったと思います。

IMFも貿易戦争は誰も勝者を生まないと警告

もちろん、経済成長を引き上げたIMFも、この貿易戦争は最大限の注意を払うように、警戒を促しています。

IMFの報告によれば、直近の経済と金融市場について「現在進行中の貿易紛争の深刻化や、最近の好調な金融市場の状況の急激な逆転は、重大なリスクを表している」と言及しています。また、加えて当事者国を超えて、世界の経済に脅威をもたらしているとも発言しています。

成長率予想を引き上げながらも、一方で貿易戦争への警戒をメッセージとして送っているIMFですが、その真意は何でしょうか。

4月までの米国雇用データなどの統計として現れているデータを見る限り成長予測を引き上げたものの、まだ貿易戦争の影響が次の統計にどう影響が出てくるか見極めたいという慎重な姿勢を通しているようにも見えます。

さて今晩はこれから5月の米国雇用統計が発表になる日です。この1ヶ月で4月の雇用統計からどのように変化しているのか、貿易戦争の影響が出ているのか出ていないのか、結果を楽しみに待ちたいと思います。


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