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横ばいが続くインド株、下落して割安感がちらつく中国株

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最近のインド株は上昇こそ止まっていますが、下がる気配がありません。

新型コロナウイルスの感染が広がって株価が下がれば、インド株に手を出したいと考えて頻繁に株価を確認しているのですが、一向に買い場はやってきません。

投資家はコロナで景気が悪化しても一時的だと言うことを学んだので、感染拡大では株価は下げ無くなったのかもしれません。

一方で、最近調子を落としているのは中国企業の株です。

最高値からも20-30%下落している銘柄は簡単に見つけられる状況になっているので、インドではなく中国に目線を変えようかとも考え始めています。

この記事のポイント

  • インドの新型コロナウイルスの感染拡大は世界一の規模で今も続いているが、インド株は下がらずに横ばいの状態が続いている。
  • インド株は長期的に投資したいと考えているが、一向に買いのタイミングはやってこない。
  • 一方で、中国株は最高値から20-30%下げている銘柄が簡単に見つかる状態になっている。買いのチャンスは中国株のほうが広かっている。

感染拡大でも株価は下がらないインド

2021年5月10日現在、世界で最も新規感染者数が増えているのはインドです。直近の1週間では、毎日平均38万人も感染者が増えています。

インドの新規感染者数

出典:worldometer

一見すると、感染者数の増加が落ち着き始めたようなグラフの形をしています。

しかし、以下の陽性率のグラフを見ると、検査に占める陽性者の割合は増え続けている増えているので、感染拡大はまだ続いているようです。(感染者数がピークをつけているように見えるのは、恐らく検査数が足りないためでしょう。)

インドの陽性率

出典:Our World in Date

しかし、感染拡大でもインドの株式指数SENSEXは下がっていません。しばらく横ばいの状態が続いています。

インド株指数SENSEXは横ばいが続く

大きく下げることがあれば買いに行こうと思っていたのですが、思惑は外れています。

この1年間で投資家は、新型コロナの感染拡大で経済が停滞しても一時的で、景気はいずれ回復するから株を売る必要はないという考えに変わったようです。

株価を下げる中国企業

しかし、インド株は下げてないと残念がる必要は無いかもしれません。同じアジアの大国を見てみると、中国では20-30%下げている株を簡単に見つけることができます。

以下は、アリババ(BABA)の直近1年間の株価ですが、最高値からは31%下げています。

アリババ(BABA)の株価

JDドットコム(JD)の株もアリババに匹敵する34%の下落を経験しています。

JDの株価

テンセント株(香港株:0700)は最高値から25%の下落です。

テンセントの株価

バイドゥ(BIDU)に関しては、最高値からほぼ半値の48%も下落しています。

これらの企業は中国株に投資したことがなくても、名前は知っている有名企業です。しかも、どれもピークを過ぎたような企業ではなく、まだ成長の伸びしろを残しているものばかりです。

そうした株は最高値からも20-30%下落しているなら、この中に投資のチャンスはないかと考えてしまいます。

この記事を書いている時点で、私はアリババ(BABA)くらいしか保有していなく、しかも中国経済や中国企業にはあまり詳しくないのですが、投資先としてもう一度調べてみる価値はありそうだと感じています。


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