アメリカのサービス業で見られた景気のピークをすぎた兆候。

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先日、アメリカの製造業の景気は3月にピークを超えたのかも知れないという記事を書きました。

それから数日して、サービス業の6月の景気(ISM非製造業指数)も発表されましたが、サービス業でも景気がピークを超えた兆候が出てきました。

この記事のポイント

  • アメリカの景気は好調だが、製造業と同様にサービス業も景気のピークを超えた可能性がある。
  • 景気のピークを超えても、インフレのピークはまだ少し先に訪れるかも知れない。インフレ率が上昇しやすい環境は続いている。
  • インフレが進みやすい環境はまだ続いているが、一方で今後改善されるかも知れない兆候も見られる。新規注文(需要)は強いが数ヶ月前の勢いを失っている。

アメリカのサービス業でも景気のピークを過ぎた可能性


ISMが発表したアメリカサービス業の景気指数60.1と、景気拡大を意味する50を大きく超えて、6月も景気が好調だったことがわかりました。

しかし、少し心配なのは、予想していたほど景気が強くなかったことです。今回の景気指数は予想をやや下回る結果になりました。

6月のサービス業景気指数

  • 予想:63.5
  • 結果:60.1(前回は64.0)

思い返すと、前月のアメリカのサービス業の景気指数は最高値をつけたばかりですが、既にピークを超えた可能性もあると思っています。

先にピークをつけた製造業は、3月が景気のピークでそこから緩やかに景気拡大ペースが落ちています。

この傾向が製造業だけでなくアメリカ全体の傾向だとしたら、サービス業は2021年5月をピークに景気拡大ペースが緩やかになる展開もあると思っています。

景気のピークをつけてもインフレのピークはまだ少し先


アメリカの景気のピークは既に過ぎた可能性があると思っていますが、インフレのピークはまだ少しだけ先になりそうです。

というのも、まだしばらくはインフレが上昇しやすい環境が続いているように見えるからです。

ISMのレポートでサービス業の受注残を確認してみると上昇が続いていて、注文や予約が積み上がっている様子が見られています。

サービス業の受注残指数

それにも関わらず、雇用は伸びていなく、対応する人員の確保には苦戦していてるようです。

サービス業雇用指数

つまり、需要が強いのにサービスの供給は依然として弱いので、インフレは進みやすい環境になっていると言えます。

しかし、先を読んで行動することが求められる投資家として、今後このインフレが進みやすい環境は改善に向かう兆候があることも見逃せません。

新規受注は高い水準を保って好調をキープしていますが、以前ほどの勢いはありません。

サービス業新規受注指数

これを見る限り、インフレが進みやすい環境も少しずつですが改善の兆しがみられます。

仕入れ価格指数は前月からわずかに低下しましたが、インフレ環境の改善の兆しを反映しているようにも見えます。

サービス業仕入れ価格指数

さいごに


この記事では、アメリカの製造業に続いて、サービス業も景気のピークを超えた可能性があることを書いていきました。

また、景気のピークを超えたとしても、相変わらずサービス業への強い需要が見られるので、インフレが進みやすい環境はまだ続いているようです。

しかし、新規受注の伸びが鈍化し始めていることを合わせて考えると、今後はインフレが進みやすい環境が少し改善するかも知れないなと感じています。

私のように資産の一部でインフレが上昇することに賭ける投資をしている人もいると思いますが、追加投資で種を蒔く時期は既に過ぎて、どこで収穫をするべきか検討する時期に入っているようです。


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