Visaに続いたマスターカード好決算。アナリスト予想に2年間無敗は継続【2019年3Q】

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マスターカードの2019年4-6月期の決算発表がありました。利益も収益もアナリスト予想を上回って、発表後の株価も上がっています。

  • 一株利益:2.01ドル予想を上回る2.15ドル。
  • 収益:44.2億ドル予想を上回る44.7億ドル(前年比+15%)

先に発表されたビザの決算発表でも触れましたが、ビザもマスターカードもこの2年間でアナリスト予想に一度足りとも下回ったことがありません。利益も収益も共にそうです。この2社は本当に、安定した業績を残しています。

2年間アナリスト予想に無敗のVisa、またも好決算で株価上昇【2019年6-9月決算】

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以降は、2019年3Qの決算発表スライドごとに内容を振り返ります。

収益成長率は15%と高い水準です。Visaが+13%、マスターカードの前期は+12%だったことに比べても、とても良い内容ですね。

そしていつも思うのですが、営業利益率59.4%はとても高水準でいい感じです。前期2Qでは58.3%と少し落ち込んだのですが、再度上昇しています。

マスターカードの地域別の売上と、クレジットカード/デビット・プリペイドカードの売上金額です。マスターカードが特徴的なのは、アメリカの売上よりもその他の国の売上のほうが大きいことです。一般的には成熟したアメリカよりも、新興国や発展途上のほうが成長率が高いので、その他の国の売上の比率が高いということは、伸びしろが大きそうだなと感じています。

上の左図のSwithed Transactionという用語はわかりにくいかも知れません。マスターカードの決済ネットワークが使われた回数(認証、クリアリング、決済の総回数)のことです。前年比+20%はかなり順調です。前期が+18%でしたが、さらに成長が加速して20%成長になっています。

マスターカードに関する用語説明の公式ページはこちらを参照

最後に売上構成比を見ていきます。いつも注目しているのは、「国際決済収入(Cross-Border Volume Fee)」と「その他収益(Other Revenue)」です。

国際決済は今後も継続的に2桁成長が見込める市場で、この売上をしっかりと上げていくことが今後の鍵を握ると思っています。こちらは+13%、為替の影響を除くと+16%でまずまずの内容でした。手放しで喜べないのは、前期は+15%(為替の影響を除くと+19%)だったので、やや減速してしまったのは残念でした。

また、マスターカードで大変おもしろいビジネスをしているのは「その他」売上です。前期+23%、今期は+33%と成長しているのですが、「その他の収益」にはデータサービスも含まれています。

特にデータサービスに関しては、マスターカードの利用情報を個人が特定できないように匿名化して、主に消費者向けの製品を扱う会社に向けて、消費者行動の分析ができる場を提供しています。

以下、URLからアクセスできるのですが、データをマーケティングに使えうようにするという面白いアイディアで今後も成長が期待できる分野になっています。

mastercard – data & service


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