まだ出会ってない味への挑戦。マコーミック、AIで調味料開発へ。

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不思議なパスタ、ブルーベリーとミントを添えて

ずいぶん前のことになりますが、IBMの日本橋箱崎本社のレストランで、シェフ・ワトソンという名前のAIが考案したパスタを食べたことがあります。

見た目はごく普通のオイルベースのパスタなのですが、きれいに盛り付けられたスパゲッティーの上には、なぜかブルーベリーとミントが添えられてて、なんとも奇妙でした。「ずいぶん変わった食べ物だな」と思って食べた記憶があります。

味のほうは、食べる前に想像していたよりも、ずっと美味しかったです。うなるような格別の美味というよりは「ありかも」と思うような安定感ある味付けでした。

あとで話を効いてみたら、AI(人工知能)の専門家いわく、パスタにトマトソースのような酸味を加えるレシピデータをもとに、まだないパスタと酸味の組み合わせの中をAIが見つけ出して、レシピをはじき出したのではないか、とのことでした。

料理みたいな身近なものにもAIが使われるのか、と感心した覚えがあります。

マコーミックとIBMが、AIで新しい調味料開発へ

さて、そんなシェフ・ワトソンの取り組みが、実際の製品開発に使われることになったようです。2019年2月4日にマコーミックとIBMは、AIを使って新しい調味料と料理の開発を行う製品プラットフォーム(システム)ONEを共同で開発していると発表しました。

ONEは2019年半ばにリリースされ、AIを使ったマコーミックの新製品は春から夏にかけて店頭に並ぶ予定だとのことです。

マコーミックと言っても、日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、コショウなどの調味料で有名な一流企業です。アメリカ株投資家の間では、33年連続増配している配当銘柄として認知度が高いですね。

ONEはマコーミックが所有するたくさんの原材料データ、消費者テストのデータ、売上データをもとに人工知能(AI)が、新しい調味料の組み合わせを提示するものになっていて、提示した調味料の評価を入力すればするほど、よりよい新製品の調味料の提示が可能になるそうです。

マコーミックにとってのメリット

マコーミックにとって、このONEを使うメリットは「調味料の新商品開発効率を最大3倍に高めることができること」、「人間には思いつかないような、原材料の組み合わせをAIが提案してくれること」だそうです。

まぁ、パスタにブルーベリーとミントの葉を添えようなんて、普段からスパゲッティを作っている人はそんなに考えないですもんね。人工知能を使って面白いアイディが生まれるなら、それもありかなと思います。

2019年半ばのONEのリリースに合わせて、ONEをもとに作った「トスカーナ風チキンの素」「豚ヒレ肉のバーボン風味の素」「ニューオリンズソーセージの素」などの調味料がアメリカの食料品コーナーに並ぶことなるそうです。

2019年スーパーでは、ちょっと変わった味に巡り会えるかも知れませんね。


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