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順調な会員数の伸びを見せたネットフリックス【23年10-12月期】

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ネットフリックスの10-12月期決算が発表されました。

10-12月期のアメリカ経済はそれほど悪くなかったはずなので、どの企業も特に心配はいらない気もしますが、今の決算シーズンは意外にも予想超えの企業の割合は高くないので油断は禁物です。

今朝発表があったネットフリックスに関しては利益が予想よりも少ないなど満点ではなかったものの、いくつか評価できる材料もあって株価は大きく上昇しています。

この記事のポイント

  • ネットフリックスの10-12月の決算は、一株利益が予想に届かなかったもの、順調に会員数と売上を伸ばした。
  • 会員数はパスワード共有対策を強化して、かわりに広告つきの低価格プランを作ったことがうまく機能している模様。
  • 会員数の伸びは順調に回復しており、株価の上昇要因になった。

順調な会員数の伸びを見せたネットフリックス

まず、「今をときめくAI関連企業でもないのに、なぜネットフリックスを取り上げているのだ」という疑問の声もあると思いますので、少し触れておきます。

このブログで全般に言えることですが、取り上げたからといって投資で買いを推奨している意図は全くありません。興味がある企業や出来事を取り上げて書いているまでです。

ネットフリックスは一昔前に流行った定額制プラン(サブスクリプション型)の収益で、売上の安定性が高い点で私が気に入っている企業でもあります。こういう企業は、ネットフリックス以外にもアドビがありますが、両社ともに収益の安定性があることから、他の企業よりも投資家に株を買われやすい特徴があります。

さて、そんなネットフリックスの10-12月が発表されたので見ていきます。

2023年4Q 実績 予想 予想超え
一株利益 $2.11 $2.22 ×
売上 $8.83B $8.72B
会員数(百万人) 261 256

残念ながら一株利益は予想を下回っていますが、決算後の株価の反応を見ると投資家はあまり材料視しなかったのだろうと思います。

それよりも会員数の増加傾向が今回も順調に続いていることのほうが、朗報として受け入れられた模様です。

会員数の伸びの背景

会員数の伸びについては、この1年間ほど進めてきた「パスワード共有対策」と「広告付きの低価格プラン」の組み合わせがうまく機能しているようです。

以前は、ネットフリックスの1つの契約(パスワード)で複数人が同時に違う場所でネットフリックスを見ることができてたのですが、これに対して少しばかり制限をかけたことでパスワードを入手してタダで見ていたユーザはネットフリックスを見れなくなりました。

そうしたユーザでもネットフリックスに入りやすいように広告付きの低価格プランを用意したことで、会員数増加に繋がっているようです。

ネットフリックスは会員数の伸びが生命線です。会員数の伸びが回復してきたこと売上成長率も底を抜け出した感じがあります。

さいごに

ここまで、ネットフリックスの会員数の話を中心に決算業績を見てきました。

通常は安いプランで顧客を獲得しようとすると、既存の高いプランに加入してる顧客が安いプランに乗り換える動きがでてしまい、思ったように売上が上がらない現象(カニバリゼーションという現象)が起こるのですが、ネットフリックスの売上は順調に伸びています。

今のところはカニバリゼーションの心配もなく、ネットフリックスはうまくやっているようです。

決算発表では広告付きの低価格プランは2300万人を超えたとありましたが、CEOからはさらに野心的な発言も飛び出しています。

ネットフリックスの契約できるような環境がありながら契約していない世帯は、世界でまだ数億ある。獲得しなければならない。

なかなかに面白い企業だと思います。


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