アクセンチュア、NVIDIAなど株を売却しました。

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今の米国株の長期保有の投資スタイルをはじめた2013年以来、初めて株の売却を行いました。売却したのはアクセンチュア、NVIDIA、IBM、フランクリンリソーシズ、ブルームエナジーです。

アクセンチュアほぼ全株売却

アクセンチュアは約100株ほど保有していましたが、9割ほど売却しました。

今回売却した銘柄の中では、アクセンチュアが一番金額が大きいので、この記事の中でも一番先に書いていますが、この株の売却理由はちょっと特殊です。

今回売却したアクセンチュア株は海外の証券会社で保有していた分なのですが、数年に一度の税金処理の書類提出を求められたり、基本的に電話での注文しか受け付けていなかったりと、すこぶるイケてなかったので、今回の売却しています。

売却こそしましたが、次の不況を乗り越えたら、買い増しも十分あるかなと思っています。アクセンチュアはさすが世界の優秀な経営コンサルタントが経営をしているだけあって、教科書的な健全な財務諸表をしており、安定してS&P500を上回っている銘柄なので、わりと好んで保有していた銘柄でした。

ただ懸念点が無いわけではありません。懸念点は次の2点です。

  • 今後不景気が訪れたときには、クライアント企業の投資引き締めの影響をもろに受けること。
  • 人ありきのビジネスで、成長に限界があること。

1点目について少し補足すると、不況になっても、この会社はある程度すぐに売上が落ちないようになっています。アクセンチュアが得意とする大規模なIT保守運用の引受け契約は複数年に渡って通常行われるため、すでに結んだ大型契約のおかげで、来年、再来年分の売上が現時点で既に立っている場合があるからです。これが急な売上減少を防ぐ、クッションの役目を果たします。

しかし、幅広い業界をクライアントにしているために、不況によるクライアント企業のコンサルタント料やIT投資の先細りには確実に影響を受けます。

2点目のついては、長期的に見た時に、今のアクセンチュアのビジネスのやり方では成長の限界があるという話です。

今のアクセンチュアは、コンサルタント業でもITシステム構築・保守運用でも、基本的に人を1人に対して毎月いくらという形でクライアント企業に請求して売上を出しています。

つまり売上を上げるためには、人を多く採用しないといけない構造になっているのですが、フィリピンのとある島にある売上成長著しいアクセンチュアでは、ついには島民のほとんどがアクセンチュア社員になるという自体まで起こっていると聞いたことがります。これは極端な例ですが、人に課金するビジネスでは長期的に見た時に成長の限界があるのは確かでしょう。

ちなみにこうした自体は、アクセンチュア自身も認識しており、人課金ビジネスから、クライアント企業の売上・コスト改善に対して一定金額をもらえる成果報酬型ビジネスへの移行の模索も垣間見えますが、これはまだまだ実験的な取り組みと言えそうです。

NVIDIA全株売却

GPUと呼ばれるタイプの半導体チップを製造するNVIDIAは長期で見た時に、ものすごい順風に乗っていると思われます。ですが、短期的に見た時に中国のデータセンターへの売上減は、強い売り圧力になるのでこのタイミングで売却をすることにしました。

購入時に考えていたこの銘柄の買い理由は「人工知能」でした。人工知能の分野の中でも、特に人間の頭脳にあたる学習機能(機会学習、machine learningと言われる分野)は、ものすごい膨大なコンピュータ処理が必要なのですが、その膨大な処理をNVDIAが筆頭になって提供しているGPU半導体チップで高速処理させる動きがデファクトスタンダードになっているのです。

この人工知能の頭脳にあたる機械学習(machine learning)は、今やIT企業にとどまらず、さまざま業界でも取り入れられており、過去5年間のGoogleトレンドで、世界の”machine learning”の注目度を見てみても、うなぎのぼりなのがわかります。

しかし、現時点ではNVIDIA中国の売上依存度が高く、米中貿易戦争の影響を受けやすいと判断し、早めに売ることにしました。

このペースで書いていたら、また長文の投稿になるので、その他の金額の小さい銘柄はサクッと触れておしまいにしたいと思います。

フランクリンリソーシズ全株売却

投資商品を販売するフランクリンリソーシズは不況になったら純粋に売上が大きく減ること、また近年はインデックス投資商品に投資の注目が集まる中で、アクティブファンドを手がけるフランクリンリソーシズにはやや逆風が吹いているのかなと考えたのも売却要因です。

IBM全株売却

IBMは、近年ブロックチェーン技術や、量子コンピュータなどの次世代の注目分野を手がけているので今後芽が出るかも知れないと思い購入していましたが、まだまだ売上低迷のトンネルが長そうなので、今の不安定な経済局面では安定の売りでいいと考えました。

IBM、国際決済のためのブロックチェーンネットワーク運用開始(NEWS CARAVANより)

IBMの技術や開発部隊は本当に先進的でキラリと光るものはあるんですけどね。いかんせん、IT業界のトレンド理解や企業課題の理解が追いついていないと製品の価値すらわかりにくい抽象的な製品が多くて、売れてない印象です。

IBMの営業や技術営業であっても理解が追いついていない人も多少ですが、いるように思います。新製品を説明しに来た日本IBMの技術営業の方と話をしていても、差別化要因になるコアな機能をこちらが質問をしても、機能があることも知らない言われたのはいい思い出です。

IBM製品の1ユーザとしては不明点があれば自分で調べればいいだけなので良い製品さえ作ってくれれば良いのですが、レアなケースだとは思うものの製品理解が追いついていない販売の人間がいるのは、株主としては不安です。

ブルームエナジー全株売却

最後のブルームエナジーはそもそも企業名を知らない人も多いかと思いますが、大規模な燃料電源を供給している会社で、アップルやGoogleなどを顧客にデータセンターやオフィスの一部に電源を供給しています。二酸化炭素を排出しないため、クリーンエネルギーを目指す大企業にも受けがいいようです。

こうした企業は夢があって好きなのですが、規模が小さく資金繰りにだいぶ苦しんでいるらしくて、株価も低迷しており、このタイミングで一旦売却しました。