アメリカ、一部の州の経済活動停止に現実味

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アメリカで新型コロナウイルスの新規感染者数が急増しています。

アメリカのアレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長も、感染が拡大している州に対して「シャットダウン(経済活動の停止)を真剣に検討すべきだ」と発言しています。

このブログでは、都市封鎖が7月にも一部の州で行われる可能性があると言ってきましたが、少しずつ現実味を帯びてきました。

まだ米国株は感染再拡大に大きく反応していないですが、次に株価が大きく下落するような展開があるなら、新型コロナウイルスで大きく株価を下げた銘柄も含めて購入銘柄を検討しようかと考えています。

ひょっとすると、有効なワクチンが承認される前の最後のシャットダウンによる株下落になるかも知れないとも思っています。

この記事のポイント

  • アメリカの感染症の権威のファウチ所長は、感染再拡大している地域で真剣にシャットダウンを検討すべきと発言。
  • 最近のアメリカでは感染者が急増していて、7月にも一部の州でシャットダウンが始まるかも知れない。
  • 新型コロナウイルスのワクチンの承認されればいくらか状況が打開される。ワクチンの承認は早くて年内から来年の早い時期と言われているので、20年3月のようなシャットダウンによる株下落は起こってもあと1〜2回かも知れない。

アメリカで新規感染者数の急増


この記事を書いている7月9日、この日のアメリカでの新規感染者数は6万人を超えています。少し前のデータを見返すと6月9日は1.9万人だったので、1ヶ月で3倍に増えているようです。

1ヶ月で約3倍に増えた米新規感染者

この状況に、アメリカの感染症の権威のファウチ氏も、感染が拡大している州はシャットダウンを真剣に検討すべきだと言っています。

>>States with severe coronavirus outbreaks should ‘seriously look at shutting down,’ Dr. Fauci says(CNBC)

6月28日の記事から感染拡大する都市で封鎖(シャットダウン)は避けられないと言ってきましたが、その後も感染は拡大を続け、ファウチ所長も警告したことで現実味を帯びてきました。

シャットダウンが起こるなら、多くの企業にとって損失になります。

株価の上昇にも下落にも備える


企業の業績悪化につながり兼ねないシャットダウンですが、まだ一部の州で行われるだけと想定があるのか、株価はそれほど下落していません。

S&P500は4月からの株価回復後、まだ大きな下落は見られない

もちろん、このまま株価が上がってくれれば嬉しいですが、一方で今後いくつかの州でシャットダウンが起こって企業の業績が悪化し、株価が下がる場合にも備える必要があるとも思っています。

(※悲観的な話ばかりしてきましたが、「確実に株はこれから下がる」と考えているわけではありません。全然先が読めない世の中なので、株が上る可能性も、下がる可能性も追いかけて、リターンが少なくなるのを覚悟で米国株の保有比率を抑えた投資を今はしています。)

ワクチン承認なら次が再度のシャットダウンの可能性も


手元に投資資金が少しでもある人にとっては、下がってくれたほうが株を安く買えるチャンスが広がるので、株価の下げを待っている状態だと思います。

しかし、今後のシャットダウンで米国株が下落する機会はもうそれほど多くないかも知れません。ひょっとすると、有効なワクチンが承認される前の最後のシャットダウンによる株下落になるかも知れません。

トランプ政権が望んでいる年内のワクチン承認は難しいとの声がありますが、年内承認を否定するアナリストでも21年の早い時期に最初のワクチンの承認が降りるだろうと予想しています。

>>米FDAのコロナワクチン指針、トランプ政権の年内提供目標に冷水(ブルームバーグ)

いずれにしろ、早ければ半年程度で有効なワクチンが世に出てくる可能性があります。

一方で、アメリカのシャットダウンは20年3月に実施され、7-8月にも一部の州で再度導入されるという約4-5ヶ月に1回の頻度でシャットダウンが訪れようとしています。

ワクチンの承認時期とシャットダウンの頻度を考えると、アメリカでシャットダウンが起こったとしても1-2回で済む可能性があります。1回で済むなら、次のシャットダウンが最後になるかも知れません。

まだ米国株は感染再拡大に大きく反応していないですが、次に株価が大きく下落するような展開があるなら、新型コロナウイルスで大きく株価を下げた銘柄も購入しようかとぼんやりと考えています。


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