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米スクエア、手数料無料で株を売買するアプリの機能をテスト。

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米国のキャッシュアプリで手数料無料の株売買サービスをテスト

日本でアメリカ株の投資をしている人にとっては、羨ましい機能サービスがアメリカでは登場しそうです。

決済サービスで有名なスクエアは、決済アプリの「キャッシュ」で手数料無料で株の売買ができる機能を今後数週間でテストするようです。

ただし、日本では展開していないアプリなので、日本の投資家は恩恵をうけることができません。本当に残念です。

スクエアのキャシュに限らず、ユーザ間の送金サービスを提供するアプリはことごとく日本では展開されていないのですが、金融の規制が違うからなのでしょうか。詳しくはわかりませんが、なんとも羨ましい限りです。

スクエアキャッシュアプリとは

キャッシュアプリは、ユーザ同士で送金が簡単にできるサービスを提供しているアプリです。キャッシュアプリ内に溜まったお金は、自分の銀行口座に送って引き出せるようにしたり、またはビットコインを購入することもできます。

スクエアのキャッシュは、ユーザ間で送金サービスを行うアプリでvenmoと争っているアプリです。近年では、venmo以上のダウンロード数をずっとキープし続けており、勢いがあります。

先行するロビンフッドは先物取引も手掛ける

ちなみに株売買をアプリ内で行えるようにする取組みは、スクエアのキャッシュが初めてではありません。

Fintechのスタートアップ企業ロビンフッドは株売買の無料取引だけでなく、オプション取引や信用取引サービスも提供して、既に数百万規模のユーザを獲得しています。

アプリで株の売買注文ができたら何が嬉しいの?

「でも、証券会社のウェブサイトで株の注文をすればいいし、アプリで株の注文ができるようになると、何が嬉しいの?」と思う方もいると思います。

はい、今の現状だとそうですよね。あまりメリットは感じないと思います。

でも、将来的にこれらのフィンテックと呼ばれるお金に関する技術は、今後は手元のアプリでお金の流れを自動化する流れが広まります。

わかりにくいので、どういうことか少し補足します。

投資家の皆さんは、毎月給与が支払われたら投資資金のいくらかを証券口座に送金し、その中から株を買うという操作を毎月のようにしています。

でも将来的には、毎月の給与が支払われたら「いくら分を証券口座に移すか」だけでなく、「毎月いくらのコカ・コーラ株を買うか」「毎月いくらP&Gの株を買うか」まで、手元のアプリで設定して、あとは自動化するようなシステムが実現されます。

もともと、このような資金管理の自動化の構想はJPモルガンチェースが2018年に始めたFinnというサービスが目指したものでもあります。残念ながら、JPモルガン・チェースのFinnはわずか1年でサービスを終了していしまいましたが、Fintechの業界の動きとしては、株売買の無料化と自動化に流れができつつあります。

参考記事:Apple Payに敗れた米銀行JPモルガン決済サービス「チェースペイ」


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