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市場は一旦落ち着いた4月【23年4月振り返り】

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1ヶ月が終わったので、2023年4月の振り返りをしてきたいと思います。

4月の市場はいろんな資産価格がマイルドに上昇していた印象があります。3月の銀行業界の混乱は完全にはまだ収まっていませんが、市場の価格だけは落ち着きを取り戻しているように見えます。

この記事のポイント

  • 4月に注目を集めた1-3月期の決算はまずまずの結果を残した企業が多く、無事に通過した。
  • 3月の銀行の預金減少は4月に収まったようにも見える。
  • ただし、銀行から企業への貸出が減っているので、今後は銀行よりも企業の投資縮小や人員削減が気がかり

銀行をめぐる混乱は静かに続く

総じて見ると4月は悪くない月だったと思います。

S&P500も上がり、米国債も買われ、原油やゴールドは横ばいだったので、どの資産クラスに投資していてもそれほど下がらない月だったようです。

4月後半から本格化した決算シーズンでも予想を上回る決算が多かったことで、投資家の安堵感が広がりました。

また、3月はいくつかの銀行が破綻する大きな動きが見られたのですが、4月は少なくとも中旬までは落ち着きを取り戻したように見えます。

次のグラフはアメリカの小規模な銀行が持っている預金の額ですが、4月19日までのデータでは下げ止まっています。

上のグラフは4月19日までで、4月下旬のファース・トリパブリック・バンクの決算をきっかけに、この銀行の危機が再び投資家の注目を集めることになりましたが、結局はどこかの銀行が買収することで決着が着きそうです。

>>ファースト・リパ入札、最終期限過ぎる-JPモルガンなら特例も(ブルームバーグ)

これだけ政府が動き回って銀行の混乱を抑えようとしているので、銀行業界は収まるところに収まる気がします。

問題は銀行に緊張が走っている間に貸出し減って、企業が投資を縮小することではないかと思います。

次のグラフを見ると、小規模な銀行は企業への貸出しを縮小しているように見えるので、企業の設備投資の低迷や人員削減で景気が低迷するシナリオはありえると思います。

なので、銀行ばかりに目を奪われることなく、企業や雇用の悪化が進まないかを見ていく必要がありそうです。

資産状況

2023年4月末時点のポートフォリオを公開します。

資産額は前月より270万円増えて、$442,844(約6030万円)になっています。2022年になってからのリターンはドルベースで+24.0%です。

この資産額には米国株の含み益20%分、暗号資産には含み益の55%は税金で取られるものとして除いてます。

税引前の資産額は$534,003(約7270万円)、年初来+45.6%になっています。

株資産推移

2014年の株資産の推移はこちらです。2018年9月以降は追加で入金していません。

資産構成

保有銘柄

このページの最後に、保有銘柄の一覧表を掲載します。

銘柄 シンボル 評価額(ドル)
ビットコイン BTC 233949
超長期米国債 TLT 153952
現金 47321
イーサリアム ETH 7622

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