急速に広がりはじめたアメリカ経済と世界経済の楽観論。

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最近になって、アメリカの景気、世界の景気を楽観的に見る動きが急速に広がっています。

2020年にも景気後退前の株の下落が来ると思って、早めに安全資産に資金を移している私は、毎日上がる株を見ながら、「リスクオフに動くのが少し早かったかな」と少しもったいない気がしています。

ただ、こんなにも景気の先行きを見るのが難しい年は珍しいです。ほんの数ヶ月前まで、悲観論でいっぱいだった投資家やエコノミストの発言は、次々に楽観的になっています。

FRB議長、アメリカ景気の堅調さを強調

リセッション(景気後退)の可能性が現時点で高まっていると考えられる理由は一切ない(FRBパウエル議長)

出典:『パウエルFRB議長、過去最長の景気拡大を阻むリスクはほとんどない(ブルームバーグ)

このパウエル議長は、数ヶ月前まで「景気はゆるやかな拡大を続けているものの、著しいリスクに晒されている」と発言していましたが、それも今や昔です。

ただ、2019年のFRBの対応は素晴らしかったと思います。2018年に比べて景気が弱まったと察すると、迅速に政策金利を引き下げて、落ち込む景気を支えました。

実体経済がそこまで強くないのに、株価が歴代最高値を次々を更新しているのも、FRBの金利引下げの効果です。また最近は、米中の貿易協議が難航しているニュースが入ってきても、全く株価に影響していないことからも、今の株価上昇は金利に支えられていると見て良さそうです。

債権王ガンドラック、2020年の景気後退確率を引き下げ

株価も歴代最高値をぬりかえる中、今まで景気に悲観的な姿勢を見せてきた著名人も、意見を改め始めています。

債権王と呼ばれる投資家のガンドラック氏は、今まで市場関係者の中でもかなり弱気な景気見通しをしていました。9月の時点でも、大統領選前に景気後退入りする確率を75%と予想していましたが、今ではその確率を40%にまで引き下げています。

Risk of recession receding, now at 40%: DoubleLine(KFJO)

ムーディーズ、世界経済は20-21年でリセッションなし

著名人物だけではなく、格付会社のムーディーズも、世界経済は2020年-2021年でリセッション(景気後退)はないと言っています。

世界経済、20年と21年のリセッション入りない-ムーディーズが予測(ブルームバーグ)

これまで見てきたように、例を上げればキリが無いほど、市場では楽観的になっている人が多いです。未だに、景気後退の可能性を追って、守りに入っている私は、四面楚歌な感じを受けています。

今後の景気後退への対応について

既に株価下落に備えてかなりリスクオフに動いている私ですが、最近の投稿でも既に話をしているように、2020年まではこのスタンスのまま維持するつもりです。

理由は、今までの景気後退を非常に高確率で予想を当ててきたニューヨーク連銀の景気後退予測モデル(逆イールド現象を使ったモデル)が2020年後半のりセッションを予想しているからです。

2020年夏に米景気後退か。ニューヨーク連銀の予測モデルが警告。

また、毎月のアメリカの経済指標を見ても、最近は予想よりを上回る結果は多いものの、2019年は2018年よりも数字が悪化しているものが明らかに多いです。景気拡大の後半に来ていることは間違いないと思っているので、今から再び株に資金を移すのは、リスクが高いと考えています。

もしも1-2年は株高になったとしても、今まで10年ほど儲けさせてもらったので、1-2年は市場に大きく負けても仕方ないです。

私は2019年8月から国債などの安全資産を多く買いましたが、正直言って、このタイミングで買った国債も金も、今のところ全くいい成績を残していないです。これから1年はリターンは冴えないだろうし、批判も受けることだと思いますが、我慢のときです。


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