9月に米国株が下げている要因について考えてみました。

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9月の米国株は下がり調子が続いています。

S&P500は9月2日の高値から一時10%下落して、この記事を書いている時点でも8%下落した水準をウロウロしています。

9月2日の高値から下落が続く米国株S&P500

今まで上昇し過ぎた反動で株価が下げているのではないかと9月の上旬から書いてきましたが、今でもその考えは変わりません。今のところは健全な範囲の株価調整に見えるので、しばらくは株を買うチャンスになると思っています。

この記事のポイント

  • 2020年9月に米国株が下げている理由に「景気刺激策の早期実現期待の後退」や「ワクチンの早期実現期待が下がっている」という考えが聞こえるようになってきた。
  • 上記はいずれも行き過ぎた早期実現への期待を修正しているだけで、いずれ実現されるシナリオに変わりはないなら、株価下落は限定的で株を買うチャンスかも知れない。
  • どんな結果になるのか読めない大統領選挙に備えて、市場が下落しているという考えもある。これが本当なら10月も株価は低迷するが、大統領選の結果はいずれ判明するので、この株価調整も一時的でいずれ終わる。

9月の米国株不調の要因


ニュースを見る限り、「アメリカ議会で景気刺激策の審議がもつれて、早期実現期待が薄れた」、「新型コロナのワクチンの早期実現期待が薄れている」ために米国株が下げているという報道があります。

恐らくそれらは正しいと思います。

特に9月下旬からは、航空・ホテル・レジャーなどのウイルスの流行で影響を受けた株も下げ始めましたが、全米でのワクチン摂取時期を予想を示した以下のグラフで、2021年Q1(1-3月)の早期実現の期待が9月下旬から後退している様子とも一致します。

全米でのワクチン接種は2021年1-3月予想が後退(出典:ブルームバーグ)

ワクチンも景気刺激策も本来は実現までに時間がかかるものなのに、市場が早期実現を織り込んでいたのが間違いだったとしたら、修正されていく過程で株価が下げても不思議ではないです。

その結果、2020年3月から期待先行で上昇しすぎた株価が、9月に調整されて株価下落が起こっているようにも見えます。

しかし、早期の実現が難しくなったとしても、いずれ実現されるなら問題ないとも思います。景気刺激策は共和党と民主党で主張が食い違っていますが、景気が改善されるまで刺激策を打ち出すことには変わりありません。またワクチンの開発も望みが断たれたわけではありません。

時期はズレても実現するシナリオはまだ崩れていないなら、株価の下落は限定的になると思います。なので、9月の下落では株を買って良い気がしています。

大統領選の不透明感


また、どんな結果になるのか見えない大統領選挙に備えて、市場が下落しているという考えもあります。今年はハイテク銘柄を中心に米国株が順調だったので、今のうちに利益を確定する動きが出るのは理解できます。

特に9月前半の株価の下げはハイテク株が中心だったので、この考えは一理あります。

9月の下げの要因が大統領選を見据えたものなら、10月も株価は低迷するかも知れません。でも、大統領選の結果はいずれ判明して、その結果はすぐに株価にされるので、大統領選が株価下落の下げの理由だったとしても、一時的なもので終わると思います。

そしてこの場合でも、株を買うチャンスになるはずです。

さいごに


この記事では、最近よくニュースで聞かれる9月に米国株が下げている要因について考えていきました。

景気刺激策の実施の遅れ、ワクチン接種の予想時期の後退、大統領選の不透明感の3つを取り上げましたが、いずれが原因だったとしても株価の下落は限定的で、株を安く買えるチャンスになると思います。

問題は、それ以外に株価が下げる要因が生まれてしまった場合です。もしも起こってしまったら、一時的な株価調整程度では終わらないイベントには、例えば以下のようなものがあります。

  • ワクチン開発が軒並み失敗に終わる。
  • 2020年秋冬にかけてウイルスが再流行して、大規模な都市封鎖が必要になる。
  • 企業に倒産の連鎖が起こる。
  • 今まで低い金利を背景に高い株価がついていたが、長期金利が上昇してしまう。
  • インフレ率が上昇して、金利を引き上げざるを得なくなってしまう。

ただ、上記いずれもまだ現実のものにはなっていないので、警戒しなくて良さそうです。


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