インフレに強い銘柄の一部売却を検討しています。

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2021年は景気拡大にともなって、インフレに強い銘柄が上昇すると言ってきました。

まだ2021年も折り返しの段階で少し不本意ですが、インフレに強い一部の銘柄は一度売却して利益を確定させようかと思っています。

インフレに強い銘柄について

  • アメリカの景気拡大はピークが近い(もしくはピークを過ぎている)。景気を冷やすことになる、アメリカの政策金利引き上げも投資家の視野に入ってきた。
  • 景気拡大の勢いが弱まれば逆風が吹く、銅鉱山のフリーポート・マクモラン(FCX)とコモディティETF(GSG)は一度売却して、利益確定する。
  • 一方で、他の資源に比べて回復が遅い石油株(エクソンモービル、シェブロン、石油業界ETF)はまだ保有を続けるが、今後上昇すれば少しずつ売却を進める。

短期的にはインフレは一時的に収まると思っている


アメリカで急上昇が進んでいるインフレの上昇率ですが、あと数ヶ月でピークを迎えて落ち着きを見せはじめると思ってます。

(落ち着きを見せた後にコロナ前の2%前後のインフレ率に戻るのか、比較的高い3-4%のインフレ率で安定するのかはわかりませんが。)

新型コロナウイルスの不況から力強い景気回復を見せたアメリカですが、そろそろその回復の勢いが鈍化すること、さらにインフレ率を引き上げているいくつかの一時的な要因が、2021年後半にも改善に向かい始めると見られているのが根拠です。

アメリカのインフレ要因

  • 一時的なインフレの要因:半導体不足*による中古車・レンタカーの値上がり、航空チケットとホテル価格の上昇。
  • 長続きしそうなインフレの要因:アメリカの大きな財政赤字、予想よりも大きな上昇が続く平均時給、住宅価格の上昇

*注:半導体不足は7月以降に徐々に改善され、2022年に供給が安定すると見られています(ガートナー調べ)。

今後、長続きしそうなインフレの要因が存在感を増して、長期的にはアメリカは高いインフレに苦しむ可能性もあると思っています。

しかし、そうだとしても2021年後半からは一時的にはインフレ率が落ち着くと思われるので、インフレに強い銘柄は今のタイミングで利益確定しても良いのではないかと考えました。

加えて、2022年から2023年にもアメリカの政策金利も引き上げられると言われている状況では、商品(コモディティ)の価格が上がりにくいとも思います。

>>米市場の金利予想、2022年7月には利上げされる確率は40%

それでも石油株はまだ様子見


念のため、インフレが上昇したときには、原油や銅などの産業に関係する資源の価格がどのように変化するのかもグラフで確認してみました。

結果は予想通り、インフレ率が落ち着くタイミングで、原油価格も銅の価格も下落していく傾向が見られました。

米消費者物価指数と原油価格


出典:FRED

銅の価格と米インフレ率


出典:FRED

ただ、直近の強いインフレ率の割には、今の原油価格はそれほど上昇していません。これを見る限り、売るなら銅に関係する資産から進めたほうが良さそうです。

さいごに


市場の投資家はほとんど意識していませんが、インフレは中長期的にアメリカの経済と市場で大きな問題になると私は思っています。

しかし、それでも一時的にはインフレは2021年後半以降に落ち着きを見せる可能性があると思ったので、インフレに強い銘柄は一旦利益を確定させようと思っています。

最後にインフレに強い資産でありながら、ここまで一度も話題にしなかったゴールドについても触れておきたいと思います。

ゴールドはいずれ買おうと思っていますが、それは今ではありません。

ゴールドの価格は長期金利が上昇すると下落する傾向がありますが、私は今のアメリカの長期金利(10年国債利回り1.5%)はまだ低すぎて、どこかで大きく上昇する恐れがあると思っているので、まだゴールドは買わないつもりです。

ただ、どこかで長期金利がちゃんと上昇してチャンスが来れば、ゴールドの投資機会も狙っていこうと思っています。


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