気づけは2021年も残り3ヶ月とちょっとになりました。
せっかくなので、今年の残り3ヶ月の投資について考えていきたいと思います。
この記事のポイント
- 米国株は大きな不安材料はかなりあるが、大きな下落はまだ来ないと思っている。急いで売却するつもりは特になし。
- 次の不況まではまだ時間があるはずなので、10%程度下落するようなチャンスがあれば、米国株の購入の検討はする。
- 中国株は安いがさらに大きく下がる可能性もあるので、直ぐに飛びつかずにじっくり投資。
- もしも年内にビットコイン(BTC)が大きく上昇すれば全売却して現金化もありえるが、全売却を検討するほどのブームが来る可能性はあまり感じていない。
まだ撤退する必要はない米国株
投資家ならほとんどが知っている通り、今の米国株は歴史的にはかなり割高です。
来年2022年には株高の追い風になっていた金融緩和もさらに縮小すること考えると、今からそれほど米国株を増やしたくない時期ではあります。
投資の環境としては危なっかしいのですが、まだしばらく急いで投資から降りなくても良いとも思っています。
今までの記事でも話したように、(1)国債に比べたら米国株はまだそれほど高くないこと(過去記事)、(2)たとえ政策金利が引き上げられても米国株が大きく下落するまでには数年かかること(過去記事)が、その理由です。
今後3年から5年以内のどこかで歴史的に割高な米国株が大きく崩れることはあるかもしれませんが、まだ数年は踏みとどまれるのではないかと思っています。
なので、2021年内の米国株については、買い増しの予定は特にありませんが急いで売る理由も特にないと思っています。
もしも、米国株全体で10%超えの下落があれば、買い増しをするかどうかの検討する程度の「待ち」の状態でいます。
米国株の保有比率が低い理由
そうは言っても、この記事を書いている2021年9月現時点で資産の25%ほどしか欧米株を持っていない背景を少し触れておきます。
欧米株の資産の割合が低い主な理由は、暗号資産(ビットコインなど)が勝手に増えたためです。また、2021年2月から下落している中国株のほうが歴史的に割高な米国株よりも上昇余地が大きいと考えて、資金の一部は中国株に投じたという理由もあります。
いずれにしても、米国株を積極的に売るほど悲観的に見ているわけではありません。
欧米株以外の資産
欧米株以外の資産についても、年内は特に動く予定はありません。何もなければ、じっとして年を越す「待ち」のスタンスになると思います。
中国株について
動きがありそうなのは、中国株です。
最近では大きな債務を抱える不動産会社(中国恒大)の返済が滞るなど、不穏な空気が流れています。
>>中国恒大は今月20日期限の利払いせず-中国政府が銀行に伝える(ブルームバーグ)
中国株は2021年2月から既に30%〜40%も下落してだいぶ安い株価がついていますが、この問題に火がつけば株価はさらに下がるかもしれないので、今はそれを待っています。
万が一、市場が債務の問題を既に株価に織り込んで、これ以上の下落がない場合には、今保有している小さな規模の中国株だけでも上昇する姿を見届けることになります。
いずれにしても事態が動くまで、待つ必要がありそうです。
ビットコインについて
2019年にビットコインを購入した初期の頃から、2021年末を一区切りに次の様なことを考えていました。
- (1)予想している1ビットコイン1000万円を大きく超える場合は、2021年にすべて売却。
- (2)すべて売却するほどの大きな上昇ではない場合、一部は売却して投資資金は回収し、残りは継続保有。
- (3)損が出ている場合、2021年末で撤退。
現時点の1ビットコインの価格は500万円を超える程度なので、現実的な目線ではおそらく(2)が有力候補になるのだと思います。
こちらも残り3か月で、どのような価格の変化があるのかを見ながら行動を決めたいと思います。