ブログを書くときには、できるだけ自分の意見やスタンスを明確にしてから書くようにしています。
ただ、今日は少し結論のない話になってしまいそうです。
2022年に下落したことでいくつかの米国株では割高感がかなり薄れたものがありますが、それらを買うべきかどうかをこの数日ずっと考えています。
2022年はインフレと金融政策の変更の影響を受けてあまり株価は上昇しないと思っているのですが、妥当な価格になってきた優良企業の株を長期保有で買う分にはそれほど悪くない投資になってくれるかも知れません。
この記事のポイント
- 2022年はアメリカの景気拡大のペースが鈍る上に、金融政策の変更が株価にマイナスになる年なので、米国株への投資は積極的にはしないつもりだった。
- しかし、2022年1月と2月にそこそこの株価の下落があったことで、割高感が薄れた企業がいくつか見られる。
- 安定した利益拡大が見込める企業をそこその値段で買うチャンスが来ているが、このチャンスを掴むべきか否かで考え中。
米国株、買うべきか買わざるべきか
正直言うと、今私はとても迷っています。
2022年1月から2ヶ月に渡って米国株が下げたことで、割高感を感じなくなった優良企業がいくつかあります。
詳細は以下の記事でも紹介しましたが、グーグル(GOOGL)やアマゾン(AMZN)は妥当な株価にまで下がったのではないかとも思っています。
今あれこれ考えているのは、これらの株を今のタイミングで買いに行くべきかどうかです。
いくら優良企業がそこそこの株価で買えるチャンスがやってきたと言っても、2022年は米国株を投資するのに良い環境とは言い難い点が悩ましいです。
2022年は米国株に厳しい投資環境
2022年の年明けの時期から、私は「2022年の米国株はそれほど上昇が見込めない」と言ってきました。
2022年は前年ほどS&P500が上昇しないと考える理由(2022年1月2日記事)
ざっくり言うと、2022年に米国株が上昇しにくいのは次の理由からです。
- 2022年は企業の利益が伸び悩む。
- 2022年には政策金利の引き上げが予定されていて、株価にプラスだった大規模な金融緩和は終わりを迎えることになっている。
- インフレを抑えるための政策金利の引き上げは、景気を冷やして景気後退(≒不況)を招きかねない。
こうしたことを踏まえて、年初に私は「2022年は今まで投資してきたものを回収して、リスクを少しずつ減らしていく年にしたい」と言ってきました。
結論はまだ出ず
ちゃんと一言一句を覚えているわけではないですが、米国株には「そこそこの企業を安い価格で買うよりも、有望な企業の株をそこそこの値段で買うほうが、はるかに良いリターンを生む」ということを耳にします。
それに従うなら、グーグルやアマゾンなどは安いわけではないですが既にそこそこの株価にまで下落したように見えます。
しかし、2022年の年初から考えていた自分の投資方針によれば、2月に優良な企業がそこそこ妥当な価格になったからと言って、先行きが明るくない2022年に株を買うのはナンセンスです。
この記事を書いている時点で、買うべきか買わないべきか結論は出ていません。
大きく下落しても気にしない超長期的な枠で少額だけグーグルなどに投資するということも考えました。
このような買い方ではポートフォリオに与える影響はあまり大きくないですが、今はまだリスクを大きく取る時期でもないと思うので、妥協をして少額投資をするのかも知れません。