トランプ大統領、中国の為替操作を非難。貿易戦争激化の胸の内。

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この展開はある程度予測している人も多かったと思います。トランプ大統領は早速、11年ぶりの安値になった中国人民元を「為替操作」だとして非難しています。

China dropped the price of their currency to an almost a historic low. It’s called “currency manipulation.”
中国は、通貨をほぼ史上最低レベルにまで下げました。「為替操作」と言えます。
(トランプ大統領)

トランプ大統領は9月1日から追加で3000億ドルの商品に対して、関税10%を課すことを発表していますが、これを受けて8月5日に中国元は11年ぶりの1ドル7元台の安値になりました。

追加関税を発動されても、人民元安になれば中国は自国の製品をアメリカに有利な安値で輸出できるため、大幅な人民元安は中国が意図的に容認しているのではないかと見ている人もいます。

関連記事:人民元、11年ぶりの安値。米追加関税への意図的な報復との見方も。

中国人民銀行は、追加関税の報復として人民元安を誘導することはしていないと否定していましたが、トランプ大統領はそんな言い訳はお構いなしと言わんばかりに中国政府に非難をしたという展開です。

トランプ大統領の胸の内

為替操作をした、しなかったの言い合いは良いとして、問題は米中の対立が深まっていることです。

ただし、対立は深まって入るものの、個人的にはまだ最終的にこの関税は回避可能だと思っています。2019年6月末には同じ様にアメリカが追加関税を示唆しておきながら、直前の米中首脳会談で関税発動を中止したように、今回も直前になって両国が歩み寄ることは、まだ可能な状況です。

本心では米中両国とも貿易戦争の激化は望んでいないからです。

トランプ大統領としては、FRBの追加の緩和策か中国の歩み寄りか、どちらかを手にしたいのが胸の内でしょう。もしもどちらも手にできれば、経済にとってプラスに働き、2020年の大統領選に大きなはずみがつきますが、どちらも得られずに経済の減速を招くことだけは避けたいはずです。

中国政府としても、中国国内の景気の立て直しが課題になっている中で、アメリカから制裁を課されると大きな痛手を被る恐れが多いです。

9月1日までまだ時間はあります。どこかのタイミングで歩み寄りを見せる可能性はまだまだ残されています。


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