メキシコと合意、6月10日からの関税発動を無期限停止。

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米、メキシコとの合意を発表。関税は回避

トランプ大統領はメキシコとの協議を続けていた移民対策で合意に至ったことをツイッター上で発表しました。合意がなければ週明けの6月10日からメキシコからの輸入品全てに対して5%の関税がかけられる予定でしたが、関税発動は無期限停止されました。

ことの発端はトランプ大統領は5月31日のツイートでした。メキシコがアメリカに流入する違法移民の対策を取らないと、6月10日から全てのメキシコからの輸入品に対して5%の関税をかけるとツイートし、米中で加熱する貿易戦争にメキシコも巻き込まれる形になりました。

詳細記事:トランプ政権、メキシコに関税を発動。意外に大きい世界経済への影響。

しかし、メキシコも必死の交渉を続けたようで、6月7日にはメキシコ南部のグアテマラとの国境線に数千人単位の舞台を派遣するプランを米国に説明するなどし、両国はそれから歩み寄りを見せ、本日6月8日の合意に至っています。

詳細記事:メキシコとの協議進展で市場は安堵。中国ともG20で会談へ。

世界経済減速リスクの1つが解消

本日のアメリカとメキシコとの移民対策合意に至るまで、最近の世界経済は、米中貿易戦争とメキシコへの関税引き上げの懸念から景気減速懸念が耐えませんでした。

互いの国の輸入品に対して関税をかけあうことで、企業の利益低減や消費者の支出の減少から景気が悪化さまざまな試算が出ており、IMFも貿易戦争が進めば、2020年で世界のGDPは4550億ドル(50兆円)減少すると試算していました。

参考URL:Trade war could wipe $455 billion off global GDP next year, IMF warns(CNBC)

メキシコからアメリカへの関税引き上げが合意によって回避されたことで、その世界経済の減速のリスクの1つが無事に解消されました。経済にとってはプラスに働くはずです。

残るは米中貿易の協議ですね。こちらは一筋縄では行かなそうですが、2019年6月28-29日に大阪で行われるG20でトランプ大統領と習近平国家主席が会談予定なので、そこでわずかながらの前進を期待したいと思います。

そして何より、メキシコの外交担当の皆さま、本当にお疲れ様でした。
この週末はまずはたくさん睡眠をとって、ゆっくりとお過ごしください。


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