ウェルズ・ファーゴ好決算も、期待していた金利収入は伸びず【21年1-3月期決算】

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アメリカでは既にコロナの不況から景気回復が始まっています。

2021年年初から景気回復を見込んでアメリカの長期金利が上昇していますが、この環境は金利収入を得ている銀行株にとって好都合だと考えて、私は銀行株にいくつか投資しています。

投資しているうちの1つのウェルズ・ファーゴの決算が今週発表されたので、この記事で振り返ってみたいと思います。

決算では売上・利益ともに予想を上回って良かったのですが、期待している金利収入はやや低迷していました。

この傾向はJPモルガン・チェースでも見られていたので、業界全体1-3月のローン貸出は弱かったのかも知れません。この収益が回復してくればもっとウェルズ・ファーゴの株価は伸びると思うので、長期金利の様子を見ながら気長に待ちたいと思います。この銘柄はまだ保有を続けて良いと思いました。

この記事のポイント

  • ウェルズ・ファーゴの決算は収益・一株利益ともに予想を上回る好決算だった。
  • しかし、純金利収入は前年比で22%減少していた。低金利とローン貸し出しの低迷がまだ続いている。今後は金利収入が増えれば、株価上昇すると期待。
  • ウェルズ・ファーゴはそもそも2018年の架空口座開設の罰則で規制をかけられているが、規制解除が今後数年のどこかで実現すればそれも株価にプラス。

収益も一株利益も予想を超える好決算

2021年1-3月期のウェルズ・ファーゴの決算は、収益も利益もアナリスト予想を超えるもので内容は悪くなかったです。

  • 一株利益:予想0.72ドルに対して、結果1.05ドル(予想超え)
  • 収益:予想175.5億ドルに対して、結果180.6億ドル(予想を超え、前年比+3%)

この数年の売上を見てみると、2020年1-3月期(2020Q1)を底に着実に回復を遂げている様子がわかります。

また、今期は一株利益も大きく改善しています。

純金利収入は前年比-22%の減少

ここまで見てみるとかなり良い決算にも見えますが、かなり気になっているのはウェルズ・ファーゴの金利収入が前年比22%減でかなり低迷していることです。

CEOは「低迷するローン貸付と低い金利が逆風になっている」とコメントしています。

決算報告資料をのぞいてみると、ローン貸出金額と金利の低下傾向が続いていて、どちらもウェルズ・ファーゴの金利収入を圧迫する要因になっていることがわかります。

ウェルズ・ファーゴのローン貸出は金額も金利も低下傾向が続く

冒頭でお話したように、景気が良くなってくれば金利収入が増えることを見込んで銀行株に投資していますが、まだ想定通りには金利収入は低迷から脱出していないようです。

まとめ

この記事では、ウェルズ・ファーゴの2021年1-3月決算を振り返っていきました。

ウェルズ・ファーゴの株価は2021年に入ってからも上向いているので悪くはないのですが、狙いだった金利収入はまだまだ回復が見られませんでした。

JPモルガンもローン貸出はしばらく低迷すると言っており、個別企業が原因ではなく多くの銀行に見られる問題かも知れないので、しばらく辛抱が必要になる展開が続くかも知れません。

私はまだこの株は保有を続けるつもりです。今回の決算で収益も利益もアナリスト予想を上回ったり、収益は回復傾向が続いているようなので、もうしばらく保有して様子を見たいと思います。


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