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今月買い増しした銘柄とその意図について

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今月はまだ1週間しか経っていませんが、いくつかの銘柄を購入しました。

買ったのはアルトリア・グループ(MO)とブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)の2つのタバコ銘柄です。

この記事では購入した理由や、今後の投資でどういう点に気をつけている点を書いていきます。

この記事のポイント

  • 長期金利上昇の悪影響を受けてい株価が下落する動きはどこかで止むが、まだ数ヶ月続くと思っている。
  • 長期金利上昇の悪影響を受けにくい銘柄として、MOとBTIを選択した。
  • 今後もしもFRBが長期金利の上昇を食い止める動きを見せた場合には、今回買い増ししたMOをBTIを継続保有するか売却するか要検討。

タバコ銘柄を購入した理由


今回タバコ銘柄を購入した理由は、少し保守的な理由です。

今後数ヶ月で長期金利上昇による株の下落が続いたとしても、アルトリア・グループ(MO)とブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)の2つの銘柄ならそれほど大きく下落しないだろうと思ったからです。

そして、多くの人が知っているように「長期金利上昇による株の下落」は既に小規模なものは起こっています。

2021年2月半ばから米国株は何だか少し調子を崩していますが、その背景には長期金利の上昇があります。

2021年2月中旬から株価が下落している仕組み

  • アメリカで景気回復期待が高まると、国債は売られて長期金利が上昇する。(金融緩和の終わりが意識される&不況に強い安全資産の国債は好景気では売られるため)
  • 長期金利が上昇したら、割高な株ほど株価は下がりやすくなる。

私は2月中旬から3月上旬まで続いているこの下落は一時的だとは思っていますが、景気回復を実感しやすくなる2021年半ばまでは同じような下落が起きやすいと思って警戒しています。

このブログでは、長期金利が上昇した日にどのような銘柄が大きく売られて、どのような銘柄が下落に強いかを何日かに分けて見てきましたが、割安な銘柄はやはり下落に強かったです。

>>【詳細記事】再び市場の動きから金利上昇に強い銘柄を探していく。

そして2021年で割安な銘柄の代表格は、私の中ではタバコ銘柄です。なので、今後数ヶ月の金利上昇で米国株が不調になることがあったとしても、それなりに耐えてくれるタバコ銘柄を購入しています。

今後の投資について


これから数ヶ月は金利上昇の影響で株の下落が続くかも知れないと言いましたが、しばらくすると金利が上昇しても株価が下落しなくなる時期はどこかで来るとも思っています。

タバコ銘柄は配当利回りも高いので長期投資で持ち続けても良いですが、金利で米国株全体が下落しなくなるまでの「一時的な盾」くらいの感覚で今は保有しています。

米国株が下落しなくなるまでの着地の仕方は、主に次の2通りがあります。

  • 【パターン1】米国株の株価が下がった上に、景気回復で企業の一株利益が上昇して割高感が解消されて、金利上昇でも株価が下がらなくなる。
  • 【パターン2】金利上昇による米国株の下落に耐えかねて、FRBが長期金利を引き下げる行動に出る。

このうち、たぶん起こると思っているのは【パターン2】のほうです。

多くの投資家はアメリカの金融緩和の縮小を心配していますが、私はむしろ【パターン2】が起こって、FRBが長期金利を下げるために金融緩和を拡大させる可能性も十分あると思っています。

FRBが長期金利を抑える行動に出たあとの世界

もしもFRBが長期金利上昇を抑え始めた後は、株価は上昇しやすくなるので、大きく動く投資家が増えるかも知れません。

最近の下落で現金比率を高めていた投資家は安心して、再び成長企業の株に投資を始めるかも知れません。

長期金利の上昇が抑えられたら、私のように長期金利の上昇を見込んで銀行株を買っている投資家は売らなければならなくなるはずです。また、「長期金利上昇時の一時的な盾」として今回追加投資したタバコ銘柄は売るべきかどうかの判断が必要になってきます。

その後、景気が良いのに長期金利をしばらく低く抑え続けたら、しだいに景気が過熱してFRBが目標にしている「平均2%のインフレ率」も「十分な雇用」も達成するはずです。そうなれば、ようやく金融緩和を縮小して政策金利も引き上げるのでしょう。

政策金利を引き上げている途中の株価の上昇が続いている間が、米国株の保有を小さくする時期だと思っています。


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