絶好調のGoogle、2019年2Q決算発表後に株価8%上昇。

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Googleの親会社のAlphabetが2019年第2四半期の決算を発表しました。

実に内容のある決算でした。売上・利益ともに予想以上の結果に加えて、$250億ドル(2.7兆円)の自社株買いを発表をしたことが好感されて、株価は時間外取引で8%の上昇しています。

素晴らしいですね。私の中で、この企業はまだまだずっと「買い」のスタンスです。将来性はピカイチの会社でありながら、近年は売上成長の鈍化・利益幅の減少に悩まされていたのですが、今回の決算はちゃんと結果を出しました。

予想を上回る好決算

  • 売上は前年同期比+19.2%の389.4億ドル。事前予想の381.5億ドルを上回る
  • 一株あたり利益$14.21。事前予想の$11.30を上回る

なお、AlphabetはGoogleを含む複数の会社の親会社なのですが、決算報告書を見るとほとんどがGoogle1社のしかも広告収入だけが主な収益源になっています。実に、Alphabetの売上の80%以上が、Googleの広告ビジネスからきているものです。

しかし、今回の決算ではGoogleの広告以外の収入も伸びを見せている他、Google以外の会社もほんの少しながら検討しています。

Googleの広告以外の収入の増加

Googleは広告以外にもビジネスをしていますが、規模は広告ビジネスに圧倒的に劣るものの急成長を見せています。売上は前年44.3億ドルから39.5%アップの62.8億ドルになっています。

「広告以外のビジネスってなんだ」と思われるかもしれませんが、最近では手頃な価格で人気を集めたスマートフォンのGoogle Pixelや、業界4位のGoogle Cloudなどがあります。

Googleの広告ビジネスの売上は前年同期比で+16%ですが、広告外ビジネスも健闘した結果、全体の売上成長も+19.2%に引き上げられています。

Googleのサンダー・ピチャイCEOは、「高性能モデルをお得に」をコンセプトにしたPixel3aの発売で、Pixelの販売台数が前年同期の2倍以上になったと明かしている他、今後数年でクラウドの売上を3倍にするとコメントをしていることから、広告以外の売上増加が今後も期待されます。

小会社の収益も小さいながらに健闘

そして、とってもとっても小さい規模ではありますが、Google以外のビジネスも売上規模を拡大させています。売上はGoogle以外の会社の売上は前年同期比の1.45億ドルから11%アップの1.62億ドルでした。

Googleの小会社は、自動運転会社Waymoなど将来性があるものが多いので、こちらは10年単位で見ていく必要があります。これらの会社の売上増加を見ても、まだまだ黎明期なのでしょう。

グーグルの自動運転Waymoが大きくリード。自動運転開発競争に終止符か。

気長に楽しみにすることにします。

アルファベット傘下の小会社

Googleの広告ビジネスの重要指標も堅調

収益のメインのGoogle広告はクリック数増加による売上増加、だけでなくコストの減少も相まって、利益率を改善させています。

  • 広告収入: 326億ドル。前年同期281億ドルから+16%。
  • 広告クリック数: 前年同期比+28%。
  • 広告1クリックあたりのコスト: 前年同期比-11%。
  • TAC(Traffic acquisition costs): 72.4億ドル。前年64.2億から+12%

この中でもっともわかりにくいのはTACです。TAC(Traffic acquisition costs)はGoogleのサイトに呼び込むための費用などが含まれています。たとえば、iPhoneやMacでSafariというアップルのwebブラウザを開いて検索するとgoogle検索が実行されますが、これは年間莫大な金額をAppleに支払って、既定の検索エンジンにGoogleに指定してもらっています。こうした費用が含まれているのが、TACです。

この数字の使い方としては、広告収入の増加がTACの増加を超えているかを見ます。今回は広告収入の伸びが+16%、TACが+12%なので利益率が改善されていることがここからも解ります。

さて、2019年第2四半期のAlphabetの決算を見てきましたが、完璧な内容だと思います。広告ビジネスは景況にもっとも影響されやすいビジネスなので、これからの景気減速がGoogleの収益にもたらす影響が懸念されますが、次もその次の決算でも素晴らしい決算報告をやってくれることを期待しています。

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