韓国の輸出13%減少の背後にある、中国の景気減速。

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韓国の景気の明らかな減速

もはや数字を読み解く必要すらないほど、景気の減速が鮮明になってきました。

8月1-20日での韓国の輸出は前年同期比13.3%減少と大きな減少が見られたとロイターが伝えています。

韓国、8月1─20日の輸出は前年比13.3%減 半導体輸出は29.9%減(ロイター)

韓国はGDPに占める輸出の割合が38%と高水準なので、輸出13.3%減少が韓国のGDPに与える影響は極めて大きいです。

韓国の貿易の減速は、日本ではなく中国国内の景気の減速が原因

上のロイターの記事で伝えている数字の中でも、私が注目しているのは以下です。

  • 対中輸出は前年同期比20.0%減。

日本のニュースでは日本と韓国の貿易を巡って数多くの報道をされているので、日本が何かしら影響していると考える方もいるかも知れませんが、私は韓国の貿易に関しては日本よりも中国の影響を強く受けていると思っています。

以下は2017年の韓国からの輸出金額と韓国への輸入金額を表していますが、共に中国との関係のほうが、日本よりもずっと規模が大きいです。

単位:100万ドル 輸出金額 輸入金額
中国 142,120 97,860
日本 26,816 55,125

世界貿易投資報告 | 韓国 – アジア – 国・地域別に見る – ジェトロ

「日本から輸入する半導体材料が減少したから、中国への輸出に影響が出ているのでは?」という考えも想像できなくないです。

しかし、日本からの韓国への輸入減少は8.3%の減少なのに、金額規模でも大きい韓国から中国への輸出は20.0%の減少と大幅な減速を見せていて、日本からの輸入減少だけでは説明がつかないアンバランスさです。

これは中国が輸入量を減少させてる、つまり中国国内の需要の減少が大きく効いている思われます。中国は直近で大幅の輸入減少をしていることは、中国の貿易統計からも数字が出ています。

【中国貿易統計】輸出減より気になる2ヶ月連続の輸入額の大幅減少。

やはり、このブログで度々お話しているように直近の世界の経済の景気減速は、貿易が大きく影響しているように思います。

2019年GDPマイナス成長に陥った国の共通点

その貿易額の減少の中心にいるのは中国です。中国に関しては国内の需要の弱さ、米中の貿易戦争の2つが原因です。

こうした世界の貿易の弱さの影響をもろに受けているのは、輸出割合が高い韓国・ドイツのような国です。これらの国は2018年から既にGDPマイナス成長を経験していて、いつ景気後退入りしてもおかしくない状況にあります。


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