投資方針から外れる銘柄をあえて買う、20%ルール。

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投資方針からの逸脱

最近、ネット上の投資ブログを見ていて感じることは、私も含めてあまりにも自分の投資スタイルを縛りすぎているのではないかということです。

  • アメリカの個別銘柄だけを買う(※私です)
  • 自分はインデックス投資家だと決めつけて、インデックス投資だけを買う
  • 自分が買う銘柄5から10に絞って、その銘柄だけ投資する

最適な投資スタイルは、人それぞれなので上記のいずれの選択をしていても良いと思っているのですが、どんなスタイルを確立したとしても、もう少し柔軟性を持ったほうがいいのだろうと思っています。

投資スタイルに固執しすぎるあまり、学びが少なくなってしまうことについては、こちらの記事で話した通りです。

長期投資家の皆さんへ:失敗のススメ2

アメリカ株8割、他2割のバランス

私は2013年から、アメリカ株を投資することをしてきました。配当が高いものも無いものも、様々な業界の株も買いましたが、基本的にはアメリカ発表の企業を中心に個別株を買っていますし、これからもアメリカ株中心の投資は変わらないと思います。

それは、アメリカが依然として経済の中心でもあり、イノベーションと呼ばれる新しい技術を生み出す中心地だからという現時点での優位性に加え、アメリカという国が2100年まで見た長期に渡る予測でも安定して人口が増加する経済発展の余地を残しているからです。

ただし、あえて今後の私はアメリカ企業の個別株ではない投資も2割ほど取り入れたいと考えています。10-20年の投資ならばアメリカ株だけで良いと思いますが、今後一生投資をすることを考えた場合に「アメリカ個別株だけを保有する」スタイルに固執することが最適な選択肢ではない恐れがあると考えているからです。

株に詳しい方は、ジェレミー・シーゲルの本を読んで、アメリカは100年を超えて7%の株式平均リターンを上げており、今後もそれは変わらないと考えている方も多いかも知れません。

今後も年間平均7%で成長することは私も賛成です。しかし、一点だけ注意があるとしたらシーゲルが調べた100年はアメリカが急成長し、イギリスに代わって政治・経済の両面で世界をリードしてきた100年だったことを前提として頭の片隅に置く必要があると思っています。

国の発展には発展のステージがあり、既に成熟期を迎えているアメリカ企業の株でのリターンが、人口爆発で発展期に差しかかる別の国の株に大きく下回る可能性もあります。

投資人生はとても長いので、かつて世界を制したポルトガル・スペイン・イギリスのように、いつしかアメリカも世界のトップの座を受け渡すのような出来事がこれから起こるとも限りません。そうした自体に直面した時、次なる手を書籍や有名ブロガーの誰が推奨する方法に求めるのでは遅すぎます。自分で判断できる目利きができるようになっておく必要があると考えています。

では、その目利きを磨くためには、どうしたらいいのでしょうか。それには自然や企業の中にある知恵として、非効率な<遊び>を取り入れるという手法があります。

フェロモンに従わない非効率なアリがコロニーを救う

一見すると非効率な<遊び>ことを行うのは、自然界でもよく見られる傾向です。例えば、アリはエサを見つけるとフェロモンと呼ばれる匂い物質を出しながら、巣にエサを運んで帰ります。すると別のアリも、そのフェロモンをたどりながらエサにたどり着けるようになるのですが、どうしても一部のアリはフェロモンに従わないで行動する変わりものの<遊び人>もいるそうです。

しかし、この<遊び人>もただの遊び人ではありません。偶然にもよりよいエサ場を見つけたりすると他のアリはこのフェロモンに惹かれて、今後は<遊び人>が発見した経路で、別のエサ場まで行くようになるのです。

この<遊び人>がいなかった場合には、今のエサ場がなくなるタイミングがアリの集団(コロニー)の最期になっていたかも知れません。このように、アリはあえて非効率な遊びを取り込むことによって、集団が飢えてしまう時間をなくすようにしてます。

グーグルの20%ルールで作らたGmail

こうして考えると<遊び>も捨てたものでありません。かつてグーグルは、会社にいる時間の20%、仕事ではない自分の好きなことをしなければならないという「20%ルール」を設けて話題になりました。これにより、GoogleがGmailを生み出したのは有名な話です。

<遊び>についやした20%もの時間は、本来は本業に当てていたはずの時間です。20%も時間を割くことは、本業の売上を低下する要因になります。しかし、この20%によってGmail、Googleマップ、Googleニュース等の、誰もが使うサービスが生まれることになりました。

一見すると非効率でも、次なるチャンスを探し続ける戦略が結局一番強いのです。
私も投資の中で、20%の<遊び>を取り込んでいきたいと考えています。