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今の時点でぼんやりと見ている今後5年の投資シナリオ

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投資をしている時には、外れることを承知で思い描いているシナリオがあります。

「今後1年程度はコロナからの景気回復が続くかな」とか「いずれインフレ率が上がって、景気を悪くするのは心配だけど、まだ来年は心配ないだろう」とかです。

もちろん予想なので外すことも多いですが、事前にシナリオを想定して、どのタイミングでどんな投資がリターンを上げるかを先読みしておけば、先手先手で投資ができます。

この記事では、2020年12月時点で今後数年間でどんな動きがあると予想しているか、その動きが起こるならどんな投資をすれば良いと考えているかを書いてきます。

この記事のポイント

  • 投資をしている時には今後に何が起こるかのメインシナリオを思い描いている。
  • そのシナリオ通りに進んだ時には、いつどんな投資がリターンを上げるかを考えている。1年後、2-3年後、5年後などシナリオの各段階で何がリターンを上げるかを考えて、先に投資しておけば、理想的にはどの時期も比較的安定してリターンが出せる。
  • 毎月の経済指標などのデータを見ながらシナリオに修正を加える必要も出てくる場合もある。シナリオが変われば、投資先とその保有割合も考え直す。

今後の予想シナリオ


さっそく結論ですが、私の頭の中で思い描いているシナリオは下の図のようになっています。

「2021年」、「2022-23年」、「2024-2025年」、「長期」と4段階に期間を区切っています。

それぞれの期間で、何が起こりそうか予想シナリオを考えた上で、どのような投資が儲かりそうか、売却してリターンを収穫したほうが良いのかを下段に記載しています。

各4段階の中でも、今後5年についてそれぞれ補足しておきます。

期間(1):2021年

来年2021年は、基本的にコロナの収束の兆しと景気回復が経済のテーマになると思っています。航空やホテルなどの企業は、2021年後半から業績の回復が力強くなってくるはずです。

ただ、株式市場の動きは早いので、既に2021年12月の時点でだいぶ株価は回復してしまっています。私の中で長期保有の対象にならない航空株やホテル株は2021年のうちに売却してリターンを回収して良いと思っています。

あくまでも私の今の予想ですが、ビットコインは2021年に価格の上昇が落ち着きます。恐らく10万ドル前後が適正な価格になるので、それよりも大きく価格が上昇する動きがあれば、売却予定です。

詳細記事:

期間(2):2022-23年

コロナからの景気回復が続き、中央銀行FRBの金融緩和の効果もあって、この頃まではギリギリ米国株に投資できるのではないかと思っています。

FRBの金融緩和(ゼロ金利と債権大量購入)がなくなれば、割高な米国株は価格を維持できなくなる恐れがあります。失業率が低下し、インフレ率が2%を大きく超えたら、金融緩和が縮小されるはずなので、その前後で米国株の保有比率を減らしたほうが良さそうです。

期間(3):2024-25年

米国株と経済が変調を迎えるとしたら、これくらいの時期です。

もっと早くに、株の下落と景気の低迷が始まるかも知れません。時期ははっきりしないのですが、問題が起こるとすれば、次のいずれかの可能性があると思っています。

  • 2020年のコロナの危機を乗り越えるために膨らんだアメリカ企業の社債が、次の不景気になる。
  • 2020年のコロナの経済危機を乗り越えるために政府がバラまいたドルが、インフレ率の上昇を起こして、次の不景気の種になる。

景気悪化の株価下落に備えるために現金をいくらか用意しますが、もしもインフレ率が上がっている傾向があるなら現金では資産を守れないので、ゴールドの保有比率を引き上げる予定です。

さいごに

「桃栗三年、柿八年」という言葉がありますが、私はこれを聞くと「今からどれも植えておけば、3年目の夏に桃と同じ年の秋に柿、8年目からは柿が収穫できて、中期でも長期でもリターン得られる」と考える人間なので、上の図の4段階のそれぞれで投資のリターンが得られると思った銘柄はいずれも既に投資しています。

今の段階から5年後を予想したところで、結局予想は当てられず途中で何度も修正がかかると思いますが、何に投資をするのかの指針になるので、これからも経済指標を見て修正を加えながら予想していきたいと思っています。


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