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スターバックス、2019年3Q好決算で年初来50%上昇に。

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スターバックス好決算で6.3%の上昇

スターバックスの2019年第3四半期(3Q)の決算発表は、とてもいい内容でした。

スターバックスは今朝の決算発表までに、既に今年は+42%も上昇しているのですが、時間外でさらに6.3%株価を上げました。

2014年から2017年までコツコツを買ったものの、ここ2-3年鳴かず飛ばずだったので、どうしたものかと思っていましたが、ようやく報いてくれたかと感慨もひとしおです。

しかし、私は知っています。このブログでは記事を書いた直後に事態が急変するパターンが最近急増していることを。

「喜んでからの〜」とう展開はもうコリゴリなので、このへんで喜ぶはもうやめておきます。

どうせ、また何かありますからね。

「FRBは、やっぱり政策金利を引き下げません」という展開からの株価急落でしょうか。何かはよくわかりませんが、きっと何かありますよ。

売上・利益ともに予想を上回る結果

さて、気を取り直して、決算の内容を振り返っていきます。

売上・利益は、ともに事前のアナリスト予想を超える良い内容でした。また、スターバックスでは、既存店舗の売上増加を重視していますが、こちらもアナリスト予想を超える+6%の成長をしています。

  • 売上:前年同期比+8%の$68.2億ドルとなっている。アナリスト予想66.7億ドルを上回る。
  • 一株あたりの利益:$0.78で、アナリスト予想の$0.72を上回る。
  • 世界の既存点売上は6%の増加。アナリスト予想の4.0%を上回る。

また、今回の決算発表では、2019年の通年業績予想の上方修正も行っています。

  • 売上予想を5%-7%としていたところ、7%に変更。
  • 一株あたりの利益予想も$2.75から$2.79だったものを、$2.80から$2.82に引き上げ。

これらの業績予想引き上げもあり、株価が上昇しています。

好調の要因は米中の売上増加

さて、好調の要因ですが、スターバックスが長期的に重点を置いているアメリカと中国の業績が良かったからだと、ケビン・ジョンソンCEOが明かしています。

ハッピーアワーで来客数が増加したアメリカ

アメリカでは既存店売上で4.4%の増加が予想されていましたが、結果は予想を上回る7%の成長でした。アメリカの売上増加の3%分は来客頻度の増加に寄るものと見られており、「15時以降全てのフラペチーノが半額」などのハッピーアワー・キャンペーンが功を奏した結果だと言います。

また、アメリカでは新規会員獲得にも力をいれ、2019年第3四半期の期間内に40万人のスターバックス会員が増え、会員数は1720万人に達したようです。

そして今後は、スターバックス会員により来店を促すために、今までスターバックス直営で行っていたスマホアプリから注文できる「モバイルオーダー・ペイメント」サービスの対応店舗を、先日出資を発表したIT企業のBrightloomと共にスターバックスの提携店舗にも広げるとしています。

なぜ、スターバックスはIT企業に出資するのか。

そして、今後は2020年前半までにUberが手掛ける出前サービスのUberEatsで全米でスタバの商品を頼めるようにするとのことです。

今後のアメリカでの売上増加も期待できそうです。

モバイルオーダーの開始と、アリババとの提携を中国

さて、スターバックスが重点を置いている中国では、6%の売上増加を堅調な伸びを見せました。

スマホアプリから注文して、店舗で並ばずに受け取れる「モバイルオーダー・ペイメント」サービスが中国でも開始され、さらに中国IT大手の
アリババと提携して、中国2900店舗へスターバックスの商品を配達できるサービスが開始されたため、スターバックスの利用頻度が上がったことが勝因だったと話しています。


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