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2024年の見通しをつらつらと書く

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そろそろ年末なので、2024年について考えていきたいと思います。

しっかりまとまった話は年末にするとして、ここでは肩慣らし的に考えていることをつらつらと書いていきたいと思います。

この記事のポイント

  • 2024年3月前後に再び銀行の破綻が見られるかもしれないが、株価はそこまで心配していない。
  • 2024年5月にはコロナ時にためた余分な貯蓄がなくなり米消費は低下することが予想される。5月にはリバースレポもゼロになり米国株の上昇要因の1つが失われることも注意。
  • 2024年後半には米国株の下落が見られるかもしれない。下落にそなえて株の購入資金は確保しておく。

3月に切れる銀行救済プログラムBTFP

2024年こそはアメリカは景気後退が来ると思っているのですが、現時点で雇用も消費もまだ強いので2024年の前半は景気後退のような気配はないと思います。

もしも、何かあるとするなら2024年前半は銀行の破綻が少しあるかもしれません。

2023年3月に起こったような銀行の破綻の問題が再燃する可能性があると思っているのですが、その最初の小さな火は24年3月前後の銀行救済プログラム(BTFP)の終了のタイミングでくすぶり始めるかもしれません。

>>FRBが今春導入の緊急貸出制度、来年3月終了の公算大-ライトソン(ブルームバーグ)

BTFPは資金不足に悩んでいた銀行に対して(国債を担保に)資金を貸し出すためのプログラムだったのですが、この制度を無事に終了できるかは注目してみたいです。

とはいえ、いくつかの銀行の破綻が起こったとしても、2024年前半で大きく米国株全体の株価が下がるとは思いません。

もしも、2024年前半のタイミングで破綻する銀行があるとしても、その銀行はもともと体力がない中小規模の銀行のはずです。また、銀行システムに問題があると気づくやいなや、FRBは再び救済や緩和に乗り出すと思われるので、その場合は株価はのちに大きく上昇する可能性もあると思います。

過去を振り返ると、レポ市場に流動性を供給した2019年夏以降も、銀行救済プログラムを打ち出した2023年3月以降も米国株が上昇しているのですが、その再来のような感じになる可能性があります。

ちょうど2024年3月にはアメリカで利下げが行われると予想されており、この時期にアメリカの経済がまだそこそこ強いなら、春先の株価はわりと順調に推移しそうです。

経済と株価のマイナス材料は5月以降に顔を見せる

ただ、5月以降のアメリカは少しまずい変化が2つ現れます。

変化1つ目:超過貯蓄がつきる

まず、5月にはコロナ流行時に貯めた余分な貯蓄(超過貯蓄)がなくなると見られています。

2023年はこの余分な貯蓄があったからこそアメリカの個人消費は衰えずに雇用の悪化を防ぎ、景気後退を回避できたと思っているのですが、2024年5月以降はその支えがなくなることになります。

>>【関連記事】2023年の個人消費をささえた超過貯蓄

変化2つ目:リバースレポがつきる

とはいえ、「消費の弱まり→企業の利益圧迫→雇用減少」という流れはゆっくりと進むはずで景気はそこそこ持ちこたえる時期が続くと思われます。

過去のアメリカを見ると景気よりも先に株価が天井をつけることが多いのですが、今回も5月以降に天井をつけかねないもう一つの変化が現れます。それが、リバースレポがつきることです。

詳しくはこちらに書きましたが、2023年はリバースレポという場所に置かれていた「行き場のないカネ余り状態のドル」が株式市場に向かったことで米国株が上昇しました。

しかし、リバースレポに貯められたカネ余りのドルにも限度があり2024年5月には枯渇しようとしています。

これで上昇要因を失う米国株は2024年5月以降に上がりにくくなるのではないかと思います。また、リバースレポの資金は米国債に向かってる可能性もあるので、その場合は米国債も(景気後退が近づいて株から国債に資金の移動が起こるまで)価格を下げるかもしれません。

というわけで、5月頃にはアメリカ経済にも資産価格にもマイナスな要因があるのが気になります。

また、かなり前に調べたアメリカ2年債の動き(下図)を見ていると、2024年第4四半期にかけて企業の利益が下がりそうな気配があります。

よって、2024年後半の米国株は要警戒の時期になるのではないかと思います。もしも、その時期に株価が下がるようなら買いに行ける資金を確保しておこうと思っています。


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