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景気後退の時期と株価のピークについて

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最近の記事で「利下げがあれば2024年は株価にプラスだが、もしも景気後退になってしまうと株価は大きく下がる」、「2024年5月までは消費は続くと思われるが、年後半はアメリカ経済は悪化に向かう」という話をしてきました。

では、米国株はどうなるのかを考えてみるのが、この記事です。

マーケットが下落をするタイミングを測るのはプロでも難しいので、素人のわたしはぼんやりとしたことしか言えませんが、やはり2024年5月以降の米国株は要警戒なのだろうと思います。

この記事のポイント

  • 景気後退の半年前に米国株はピークをつける傾向がある。
  • 個人的には米2年国債が示しているように2024年後半の景気後退の可能性が高い気がしている。その場合、5月のリバースレポがなくなる前後に米国株がピークつける可能性がある。

景気後退の半年前に株価のピークをつける米国株

私は2024年のどこか(どんなに遅くとも第4四半期までには)アメリカが景気後退になると思っています。

一般的に、景気後退に突入する前よりも何ヶ月も前に株価がピークを迎えると言われますが、一体どれくらい前に株価がピークをつけるのでしょうか。

それを調べたのが以下の表です。

(A)株価のピーク (B)景気後退入り (B)-(A)の期間
1959年7月 1960年4月 9ヶ月
1968年11月 1969年12月 13ヶ月
1973年1月 1973年11月 10ヶ月
1980年2月 1980年1月 -1ヶ月
1980年11月 1981年7月 8ヶ月
1990年7月 1990年7月 0ヶ月
2000年3月 2001年3月 12ヶ月
2007年10月 2007年12月 2ヶ月
2020年2月 2020年2月 0ヶ月
平均値 6ヶ月
中央値 8ヶ月

これを見ると、平均値で景気後退の6か月前には株価がピークをつけることがわかります。

バラツキは大きいので、1年前の時もあれば、景気後退入り後に株価がピークをつけることもあるのですが、ここでは概ね半年前に株価がピークをつけるとして2024年に景気後退になるなら、何月頃が株価ピークになるのか皮算用を重ねてみたいと思います。

景気後退と株価低迷の時期

そもそもこの記事を書いている時点で2024年の景気後退入りを予想している投資家が少数派だとも聞くのですが、景気後退が起こるとするなら2つほど気になる時期はあります。

1つ目はクリーブランド連銀のモデルが予想している時期の2024年春先です。

クリーブランド連銀では長短金利差の動きからアメリカの景気後退確率を算出しているのですが、それによると最も景気後退確率が高い時期は2024年春となっています。

もちろん、その可能性もあるのかもしれませんが、私は2024年春のアメリカ景気後退入りは現時点では可能性は高くないと感じています。

アメリカの消費も雇用もあと数ヶ月で悪化するようには見えないからです。2024年春に景気後退入りなら、米国株もそろそろピークをつけることになりますが、その気配も今のところ私は感じ取っていません。

以前から言っているように2024年5月まではコロナで貯めた余分な貯蓄も残っていることを考えると、春先まではアメリカ経済は耐えられる気もします。

また、以下のブログでも書いたように警戒心の強い債券投資家もまだ景気後退に備えていないように見えることから、2024年春のアメリカ景気後退は可能性は低いのではないかと思います。

>>米債券投資家はまだ景気後退に備えていない

2024年後半の景気後退入りか

次のアメリカの景気後退時期の予想は、2024年第4四半期です。

以前、2年国債利回りの動きと企業の利益が1年4四半期遅れて似たような動きを見せるという以下の図を紹介しました。

この動きが今回も見られるなら、企業利益は2024年第4四半期にもっとも低迷するはずなのです。その頃までには遅くとも景気後退になっているのではないかと思っています。

それなら、2024年第4四半期の半年前の第2四半期頃に米国株はピークをつけるのかもしれません。

以前、2023年の米国株がリバースレポという場所に貯められていたカネ余りのドルに支えられていたと説明しました。このリバースレポは2024年5月になくなることを考えると、第2四半期頃に株価がピークをつけるという考えもしっくりきます。

というわけで、色々考えた結果、アメリカの景気後退は2024年春先ではなく2024年後半のほうが可能性が高く、米国株がピークをつけるとしたら5月以降なのではないかと考えています。


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