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いま投資できるテーマについて【21年9月版】

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このブログでは、毎月のように「投資できるテーマ」を書いて記事にしています。

前回は7月に以下のような記事を書いていますが、その時からわずかに考えを変えた部分があるので、この記事で更新をしたいと思います。

関連記事:2021年7月版

まだ投資できるテーマ【9月版】

  • 景気サイクルの中盤に強く、新型コロナ感染再拡大が見られてもダメージを受けにくい業界株(例:VIGVOXなど)
  • 景気拡大が終盤になっても、業績が変わらない業界(例:製薬業界(VHT)、生活必需品(VDC)、公共(VPU)や、一部の割安な個別株(MOBTI)など)
  • リスクが取れる投資家なら、21年9月時点で割安感が見られる中国株や暗号資産(例:CXSEMCHIビットコインイーサリアムなど)

まだ投資できるテーマを探す上で考えたこと


まだ投資できるテーマを考えるにあたっては、景気のサイクルを考えていきました。

既にこのブログではいくつか記事を上げていますが、恐らくアメリカの景気回復はピークを過ぎたと思っています。たとえば、毎月のアメリカの企業の景気調査の結果を見ても、ピークを超えた兆候が見られます。

そこで、投資する銘柄も景気のピークを超えても伸びやすい業界の株が良いと思っています。

景気サイクルと業界株の関係

例えば、上の図で景気序盤で株価が上昇しやすい業界株(金融、不動産、一般消費財、工業、素材)は、既に株価が少しずつ伸びにくくなっています。

景気序盤に強い業界株は上昇率が減少気味

一方で、景気中盤以降に強い業界株が完全優位な状態になったわけではまだありませんが、少しずつ変化が見られ始めています。

景気回復の鈍化と再加速を繰り返すアメリカ


景気回復のピークを超えたとは思っているのですが、少し複雑なことに2021年のアメリカは新型コロナウイルスの感染拡大が見られれば景気回復が鈍化、感染が収まり始めると景気の再加速する動きが見られています。

例えば、次のグラフはアメリカの雇用者数の伸びを示したものですが、感染拡大期には雇用の伸びがかなり鈍化しています。

今後も新型コロナウイルスの再拡大と縮小(景気回復の鈍化と再加速)を何度か繰り返すと考えるなら、景気中盤でコロナに強い銘柄も候補の一つにあげておいたほうが良いかもしれません。

よって、景気中盤以降に強い銘柄を選びつつコロナに強い銘柄も考慮に入れると、次のような銘柄が候補になります。

  • 景気サイクルの中盤に強く、新型コロナ感染再拡大が見られてもダメージを受けにくい業界株(例:IT業界株VIG、通信業界株VOXなど)
  • 景気拡大が終盤になっても、業績が変わらない業界(例:製薬業界株VHT、生活必需品株VDC、公共株VPUや、一部の割安な個別株(MOBTI)など)

リスクが取れる投資家なら中国株や暗号資産も候補に


もしもリスクが取れる投資家、例えば投資してから30-40%下落しても何も気にせずに上昇するまで待てる投資家なら、中国株や暗号資産(仮想通貨)は投資の候補になりうると思います。

(あくまでも私の見方ですが)中国株も、暗号資産もどちらも今は割安だと思っているからです。

特に、2021年8月までの中国株は中国政府の規制を恐れて投資家が投げ売ったかのように、大きな下落が続きました。こうした局面はリスクの取れる長期投資家にとっては、割安に買えるチャンスになるはずです。

中国株ETF(CXSE)の1年間の変化

ただし、個別の中国企業の株を買う場合、その企業に中国政府が今後きびしい規制をかける恐れもあるので、幅広い中国企業に一気に投資できる銘柄(CXSEMCHIなど)を買ったほうが良いかもしれません。

また、暗号資産については2021年半ばに下落してから価格をだいぶ戻しましたが、それでもまだ上昇の余地があると思っています。

中国株よりもずっと価格の変動が大きいので万人向けではありませんが、失っても良い範囲の金額での投資ならありだと思います。

詳細記事:

暗号資産は価値があるのか疑わしいような小規模のものが多数ありますが、投資家に名が知られている市場規模1位のビットコインと2位のイーサリアムなら、投資の対象になりうると考えています。


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