何に投資するべきか【株・国債・金・FX・仮想通貨】

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「株・債権・金・FX、いろんなものがあるけど、何に投資したら良いの?」と思われるかも知れません。

この記事では、2020年代にどんな資産に投資したら良いかを考えていきます。

この記事のポイント

  • 長期的な視点から、資産の中で一番期待リターンが大きいのは株。
  • 初心者は株の長期投資がメインがおすすめ。
  • でも、2020年以降に大きな株の下落に起こる場合に備えて、投資資金は残しておくほうが良さそう。中級者以上なら、株や現金以外も検討したほうが良いかも知れない。
  • 投資リターンとは別に「投資のスキルを伸ばす目的」の視点では、少額でもあらゆる投資を経験したほうが良い。株・国債・金・FX・仮想通貨を一通り経験することで、経済の理解が深まる。

米国株には投資するけど、低迷が心配

近年、多くのサイトや証券会社で「米国株でインデックス投資すれば正解」「リターンを考えたら米国株一択」のような声を聞くことが多くなりました。

でも、私も米国株の長期投資をメインに考えていますが、2020年代に限っては、米国株には少し弱気です。

どんな時代でも、市場での投資方法に正解はないです。もし、本当に多くの人にとって他に選択の余地がないほど米国株が魅力的に見えているなら、米国株の天井が近いことを意味します。

米国株の上昇は10年以上続いたので、早ければあと1年(2020年末)、遅くとも数年で一旦その時代は終わる気がしています。FRBが低金利と国債購入で作った株高の相場は、永遠に続かないからです。

レイダリオはアメリカに大停滞が来ると言ってますし、債権王ガンドラックはアメリカが日本や欧州のように低迷して「私が現役の期間では、米国が強い時代はもう来ない」と予想しています。

次の低迷期を狙う

私が狙っているのは、次の低迷の時代です。

誰も米国株を買いたいとは思わない低迷の時代でしっかり安い株を仕込めれば、上昇後に資産を大きく伸ばせます。成功すれば、その後の人生が少し楽になる程度には、リターンが得られるでしょう。

いずれくるかもしれない低迷の時代に備えて、資金を全て株に投資しないで守りも意識した投資も必要だと思っています。

長期投資なら株をメインに投資

「何に投資したらいいの?」という問いに答えるために、株・長期国債・短期国債・金・預金の5つの歴史的な価値の変化を見てましょう。

1802年の米国でそれぞれ1ドルずつ投資したとして、200年後の2001年にその価値がいくらになるかを計算するという壮大な研究の結果がこちらです。

資産 1802年の価値 2001年の価値
1ドル 599,605ドル
長期国債 1ドル 952ドル
短期国債 1ドル 304ドル
1ドル 0.98ドル
預金 1ドル 0.07ドル

この結果を見ると、資産運用をするなら基本的には株の長期投資。次点で国債が候補に上がってくると思います。

ただし、超長期的にリターンが大きい株にも落とし穴があります。

株は、数年から10年以上低迷をすることがあるのです。200年の研究からすれば10年は誤差ですが、1人の投資人生で10年の低迷は致命的なほど長いです。

1970年代のアメリカ、2000年代の欧米などの例を上げなくても、1990年以降バブルの最高値を超えられれない日本株を想像すれば、すぐにイメージできると思います。

株の長期低迷のリスクはちゃんと理解しておかないといけなさそうです。

10年続いた米国株の好調はいつまで続くか。下落にどう備えるか

「もう10年も米国株は上昇を続けているけど、この好調はいつまで続きますか?」

この質問は、シンプルで核心をついている質問だと思います。

この記事を書いている2019年時点では残念ながら、その答えは私にはわかりません。あくまでも私の場合ですが、答えがわからないものに対しては、わからないなりに対策をしたほうがいいと思っています。

初心者向け対策

投資を数年以内の人は、投資できる金額の全てを株に投資しないで、何割か現金を残しておくと良いかも知れません。

目安はリーマンショックのように50%くらい下落しても精神的に耐えられる金額です。

例えば、半分ほど投資資金を現金で残しておけば、市場が50%下落しても、自分の資産は25%しか減らないです。この25%のダメージが耐えられれば、もう少し現金の割合を増やしても良いかも知れません。

中級者向け対策

既に何年も投資の経験がある場合には、株も現金も持ちながら他の選択肢も検討してみることをおすすめします。

初心者の方向けには、株と現金の比率についてお話しましたが、ひょっとすると2020年代には株も現金も実質リターンが低下するインフレが起こるかもしれないからです。

もしも高インフレが起こる場合は、インフレに強い金・コモディティ・不動産・仮想通貨が儲かる資産になります。

1980年代前半にピークから買われ続けた10年米国債

ただし、私は個人的には「高インフレが起こる展開」だけでなく、「アメリカが日本やヨーロッパのように低インフレで低迷する展開」も追っています。日本のような低迷の場合は、金などよりも国債が買われます。

キーワードはインフレ率です。インフレ率が上がるか否かで、リターンを上げる資産が変わります。詳しくは、こちらの記事で資産別の特徴を解説していますので、あわせてご覧ください。

ただし、経済やインフレ率がどうなるか読むのは難しいものです。

そんな場合には、どんな展開になってもそこそこのリターンを上げられるレイ・ダリオが考案した個人向けポートフォリオを参考にしたほうが良いかもしれません。検討する価値はあると思います。

私の場合は、レイダリオのポートフォリオを参考にしながら、株・国債・金・ビットコインに分散投資して高インフレにも、低インフレにも備えようとしています。

投資スキルを伸ばしたいなら、幅広い資産に少しずつ投資

最後に「投資スキルを高めるためには、何に投資したらいいか」という全く別の視点で話をします。

私は、2007年から今日まで、株・国債・金・仮想通貨と一通り投資をしました。やって見ると分かるのは、投資する資産が変わると理解が深まる領域が全然違うということです。

資産ごとに深まる理解が違う

  • 【国債・金・商品】:金利とインフレの理解が深まる。株の下落時に国債と金のどちらで資産を守るかの考察にかなり役に立つ。
  • 【FX】:為替は経済データの発表前後で大きく変わるため、世界各国の経済指標をチェックするようになる。データから景気を読み解くのに必要な知識が自然と身につく。これは株の投資にとても役に立つ。
  • 【仮想通貨】:ビットコインなどの購入だけでなく、実際に送金や入金、仮想通貨のマイニングを体験すれば、インターネットのように経済を押し上げる技術になると理解できる。現金や銀行システムに社会的な無駄(ビジネスチャンス)があることも分かる。この技術の可能性を信じている国や企業の銘柄に投資するなどの投資テーマも見えてくる。

株だけやっているときよりも、遥かに多面的に経済を見れるようになった気がします。

経済は全部つながっていることを、ジム・ロジャーズはパーム油(コモディティ)と鉄鉱会社(株)の関係に例えながら、次のように言っています。

マレーシアのパーム油がどうなっているかも知らずに、どうしてアメリカの鉄鋼会社に投資ができると思う。前にも説明した通り、すべてが大きなものの一部なのだ。変化し続ける三次元パズルなのだ。

『マーケットの魔術師』ジム・ロジャーズの発言より

投資をしてみると、それぞれ異なる領域で理解は深まります。

投資家として幅も広がり、深みも出てくると思うので、リターンを上げる投資とは別に、少額だけでもいろんな資産で運用してみることをおすすめします。


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